体罰がだめな理由 その1 | 日々の学びの備忘録

日々の学びの備忘録

勉強ブログです。自己管理、英語教育、英語学習、通訳案内士の仕事、時事やゴシップからの気付きを綴ります。
・英語教師を一旦退き、英検1級を取得(2019年)その後、勉強して、通訳ガイドに。

時々自分用(アメンバー)に切り替えます。



 

 

なぜ体罰がだめなのか? その1

 

 

① 思考力を奪うから

 

体罰をふるう教師の前では生徒は従順になる。

 

暴力が怖いからだ。

 

何が悪かったのか?

 

本当に悪かったのか?

 

次第に考えないようになる。

 

自分に非がないと思っても言い訳しない。

 

言い訳すると「言い訳するな」と怒鳴られる。

 

 

 

 

 

暴力教師の前でのベストな振る舞いは、ただ一つ。

 

 

シンプルに謝ること

 

 

 

 

 

以前、ある男子生徒が

 

ちょっと軽く注意したら、

 

とても素早く「すみません」と返してきていた。

 

私はなんて感じのよい生徒!と好感を持ってしまった。

 

私はちょっと小心者なので、注意をするときは、逆切れされたら嫌だ

 

なと内心ビクビクしていたからだ。

 

だから、そういう返しが爽やかに感じていた。

 

 

 

しかし、そのうち違和感を感じ始めた。

 

ちょっと声をかけたり、質問しただけで、

 

素早く「すみません」と返して

 

くることに気づいた。

 

どうして怒ってないのに謝るのか聞いたところ、

 

「とりあえず謝っておいたほうがいいと思って」

 

と言われた。

 

とても正直な生徒だ。

 

その生徒は地域の監督が厳しいことで有名なスポーツクラブで鍛えられたようだ。

 

 

 

 

 

問題なのは、

 

従順であることをよしとするこの教育は、

 

生徒にとっても楽ちんだということである。

 

なぜなら、自分の頭で考える手間が省けるからだ。

 

実は自分の頭で考えるのは面倒なことだ。

 

魔法のキーワードを使っておけば解決する。

 

体罰がこれだけ長年蔓延ってきたのは相互依存だったのかもしれない。

 

 

 

テレビでよく「嫁は怖いので家ではとりあえず謝っておきます。

 

謝っておけば家庭が円満なので」

 

という男性芸能人をよく見る。

 

ゾッとする。

 

 

 

なぜ、また急に体罰をテーマにしたかというと、

 

英検の2次対策の勉強をしていたら、

 

「体罰に賛成か?反対か?」

 

というお題が出てきたからです。

 

体罰がダメなんて当たり前すぎて、話すことそんなにあるのか?

 

と思っていたけれど、よく考えてみると奥が深いテーマだなと思って

 

自分なりに考えてみました。