田名宮「つまりは“公共インフラ”てことよね?
たしかに、そういうものは皆の役に立つし、成果が目に見えるものではあるけれど・・・」
仁菜浜「そうなんだよねえ。一度作られるとそれは“そこにあるのが自然なことである”という認識になって、“労力をかけて造られたものである”という認識を中々持つことができなくなる」
藤村「・・・たしかに・・・」
光倉「おい、自分から持ち出した話にピリオドを打つような真似をするなよ。
それでいてな、そういったものがさらに嫌な部分があって、
“存在していても別に大きく人の心に良い意味で作用しないが、
だからといって存在しないとなると人の心には負の感情を呼び起こす”というもの」
田名宮「わかりにくいからわかりやすく言い直して頂戴」
光倉「(女王様気分かよ、この女・・・)つまり、分かりやすく言うと、
“あってもそれほど気にならないが、無かったらすごい気分が悪くなる”
というものなんだ」
藤村「そうなると、良い場合でも、下される評価は
“特に何も感じない”ということが大半である、ということになるね」
つづく