光倉「よし、先に進むぞ」


 仁菜浜「それじゃあ先に行くね」


そう言って光倉より先に2つあるうちの一方の道に入る仁菜浜。


 光倉「あ、またわかっていやがったな。こいつ」


そう言って光倉も仁菜浜が行ったほうと同じ道に入る。


入ったのは、下り坂になっている道である。


 仁菜浜「でもさあ、もし、さっきの部屋にあったものが指し示す意味が

      僕らの思ったような“硫化水素を使って天に召されよ”と言われ、

      上へ進むか下へ進むかとなった場合、

      硫化水素は空気に対して重いので、下へ進むことで書かれた指示に従う

      ことになる”というものでなかった場合、どうなるのかなあ?」


 光倉「“もし、進む道が間違っていたら”てことか?」


 仁菜浜「いや、“天国”なんて言う文言見た後に誰もが1度は考えるであろう

      可能性の方を、だよ」


仁菜浜もまた、「ここでお前たちの人生は終了だ」という意味を指しているのではないか、

とも考えていた。



つづく