GoProHero10はずいぶんとよいアクションカメラで、歩きながらはもちろん、海の中で泳ぎながら撮影したり、スキーを滑りながら撮影できるので、臨場感のある動画が撮れる。
そもそも、３年前にGoProを購入するに至ったのは、手持ちのコンパクトデジタルカメラ（略称コンデジ）に小さな三脚を付けて歩きながら撮影した時の動画がブレてあまりにも酷かったからだ。動画撮影の知識が皆無ゆえの行動である。
あれは桜が舞い散る五稜郭だった。
あんなにすごい桜の風景は生まれて初めて見た。
雪のように舞い散る花びらを浴びながら桜の海を歩いた。
あの風景を撮りたかった。
歩きながら、見たまんまの風景を撮りたかった。
そのあとスマホ用のジンバルを購入し、いろいろと撮影を試みたが、いやあ、調整がめんどくさい。しかも、撮影中に勝手に動く。なんだこれは。全然撮りたい絵が撮れない。しかも重い。希望としては取り出してすぐ撮影したいのだが。
相棒が買ったGoProもどき（ｼｮﾎﾞプロ）は、初期の携帯電話ほどの絵しか撮れない。でも、路線は動きながら簡単に撮影できる小さなカメラだな、と思った。
これはいよいよGoProを検討するときかな。
そしてとうとうGoProデビューした。
その年の京都旅行には間に合わなかったが、沖縄の海を泳ぎながら撮影できた。これは感動した。
泳いでいる時に見たままの映像だったのだ。
そして、スキー動画も撮影した。
まるで鳥が雪面を滑空するような映像。
そう、こんな絵が撮りたかったのだ。
そしていよいよ、五稜郭である。さあ、もう一度、と函館にもう一度いった。しかし！である。
すっかり花は終わっていた。あれ？
がっかりして、そしてその翌年、今度こそ、と函館に行って、ちょうど満開になったばかりの桜を見ることができた。
でも違う。あの、一番最初に見た風景ではなかった。
風景も人と同じ。一期一会なんだなあ。
あの時ＧｏＰｒｏでは撮影できなかったけど、後から見返すと、コンデジで撮影した風景は、じっとして撮影した分にはとても綺麗だった。
さて、GoProでずいぶんとたくさんの動画を撮影したが、だんだんとわかってきた。
天気のよい屋外のアクションカメラとしては優秀だが、GoProでは夜景は撮れない。屋内撮影ですらぶれる。それから、ズームができないので、花や鳥のクローズアップ動画が撮れない。
手持ちのスマホで夜景撮影を試みたが、うまくいかない。にじみがすごい。もちろん、花火撮影なんてできない。
これはいよいよ、カメラ性能のよいスマホに買い替えるときかな、と、ハイエンドスマホの花火動画や夜間動画を研究した。
え？いまいちじゃない？明るすぎたり、ゴーストがすごかったり。もしくは、ＡＩで、もとの絵からはまったく別物のような絵をつくったり。自分の目で見た風景と違うものを撮りたいわけではないのに。
ものすごく高いのに、そしてスマホだから何年かしたら買い替えるのが前提なのに、それでいいのかな？
４Ｋでものすごく美しい動画を撮影している人がいて、詳細説明をみると一眼レフカメラで撮影していた。
そこで、ビックカメラに一眼レフカメラを見に行った。
花火撮影などができる、初心者向けの軽い一眼レフカメラに惹かれた。価格も、狙っていた最新のIphoneの半分くらいの値段である。しかもずっと使えるし、レンズを交換すればさらにすごい映像が撮れる。
これはもう、いよいよ一眼レフカメラデビューかしら、と、その初心者向けのカメラの夜間撮影動画を研究した。
あれ？こんな程度なの？
ちょっとブレる。ゴーストはでないけど、思っていたほど美しい映像ではない。
カメラはセンサーの大きさが大切なのだ、ということと、ブレ対策でのジンバルなどを組み合わせる必要がある、というのはわかってきた。
あれ、もしかして、手持ちの古いコンデジを、もう一度研究してみればいいんじゃないかな。
私の手持ちのコンデジは、富士フィルムのXQ2とX10である。
名機と名高く、いまだにファンが多い。
そう、カメラって、もともとはずっと大切に使うものだったよね。
スマホは、トイカメラとしては気軽に使えていいけど、いろんな絵を撮っていくと、状況に合わせてすべてを完璧に撮ってくれるスマホなんて存在しないんだと思う。
結局は、人が状況に合わせてＩＳＯ感度や絞りやブレ対策をして、センサーのなるべく大きいカメラを使ったほうがいい絵が撮れる。
カメラ初心者だけど、古い手持ちの愛機をもっとうまく活用できるよう勉強してみようと思う。
まずは、カメラ用のジンバルを検討したよ。
これでガンダムのイルミネーションを撮影してみよう！
ちなみに、私が音を上げたスマホ用ジンバルは、相棒がうまく使って、すごい動画を撮影している。
なるほど、ジンバルとは根気とやる気がヒケツなのだな。
GoProHero10で撮影した沖縄の海。
見たまんまの海の様子が撮影できたよ↓
