寒い日の過ごし方を教えて!


子供の頃は、コタツに入って山や田んぼに雪が積もってゆく様子を眺めるのが好きだった。

生まれ育った場所は雪深い町で、雪の重みで電線が切れてよく停電していた。雪の重みで木の橋が折れて川を渡れないこともよくあった。

そんな時は遠回りして違う橋を渡って学校に通った。学校が休みかな?といつも期待していたけど、そうはならなかった。 

その橋もそのうち全部コンクリートになって、雪の重みにビクともしなくなった。


あるクリスマスの夜、大雪が降って電線が切れて停電してしまい、その日はストーブを炊いて、ランタンで過ごした。


ずいぶん小さい頃だったけど、なんだかワクワクした、特別なクリスマスだった。


ランタンの明かりにケーキやクリスマスツリーが照らされて、まるでマッチ売りの少女が見る幻みたい、と思った。

サンタクロースが来る夜だったから、停電したくらいではワクワクは消えないのだ。

むしろ、真っ白な世界に閉じ込められて、明かりはランタンの柔らかい光。暖はストーブという、いつもとはちょっと違うクリスマスにワクワクがマックス!

ずいぶんと楽しいクリスマスだった。

翌日に何をもらったのかは覚えていないけど、ベット脇にぶら下げておいたタイツにいつの間にかズボッと入っているクリスマスプレゼントには気絶しそうなくらい興奮した。


今は、寒い日はシチューやけんちん汁を食べて過ごす。


子供の頃の、ものすごく楽しみだったクリスマスが懐かしい。


寒くてきれいで暖かい、不思議な思い出です。



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