少し前に聴いた、BLCD 『まなざしのレジスタンス』 感想です。

レビューでの評価もいまいちだったので、
「おやすみ前の千葉さんボイス」(途中で寝ちゃってもいいや)な感じで聴き始めましたが・・・
やっぱりいまいちな作品でしたσ(^_^;)
(といいながら最後まで聴いたけど)

でもこういう作品こそ、聴いてすぐ感想書いとかないと、
内容忘れちゃうだろうしリピートすることもないだろうし、ということで、さくっと感想いきますね。
(もうけっこう忘れてるんですが・・・)

ストーリー 4点 / 声 7点 / えちシーン 6点
(点数が低くても聴きどころがある作品はありますが、これはそれもあんまりないかなぁ)

キャスト
青木裕真 : 千葉進歩
滝澤亨 : 大川透
 大川さん×千葉さん

芹沢将臣 : 諏訪部順一
杉崎藤矢 : 鈴村健一
 ゲスト出演的な感じ。ほんのちょびっと。

岡田直也 : 羽多野渉

ほか

2006年作品、 原作 水城薫さん

RUBY CD COLLECTION まなざしのレジスタンス/ドラマCD
¥3,150
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将臣(諏訪部さん)×藤矢(鈴村さん)がメインの 『虜にさせるキスをしよう』 のスピンオフ・・・なのかな?
このおふたりも、ゲスト出演的にほんのちょっぴり出てきます。
諏訪部さん、いい声だなぁ~♪

+++

俺の興味を引いたお前が悪いんだ。
トップモデル・ショウの大ファンの姉に、モデルのオーディションに連れていかれた、大学生の裕真。
だがそこにい た気鋭のデザイナー・滝澤は、偶然街中で出会った裕真をお子様呼ばわりした相手だったのだ! 
思わず喧嘩腰になってしまった裕真だが、数日後なぜか滝澤か ら、ショウと会わせてやる、

と電話がかかってくる。その代償として滝澤が要求してきたのは裕真のカラダで――!? 
シークレット・セクシャルラブがついに ドラマCD化!

↑ムービックのサイトからあらすじ紹介。シークレット・セクシャルラブって・・・汗


「大人の男」 人気デザイナー滝澤亨を大川さんが、
「見目のよい生意気な大学生」裕真を千葉さんが演じてます。

偶然と勘違いからふたりが出会ってお互いを意識して・・・という感じで話が進んでいくのですが、
「(たいした理由もないのに)代償はカラダで」 → 「突然相手を好きになる」 という
ダメBLの典型(笑)みたいな展開。

「代償はカラダで」は、BLのテンプレで、それじたいは別にいいんだけど、
脅しや駆け引きだったり、実は攻めが受けに惚れてたり、
受けが本命の「誰か」を守りたくて耐えてたり(←『清澗寺家』シリーズの浅野×国貴@千葉さんのパターン。かなり萌えました♪)とか、なんか理由が欲しいです。

さらにこの作品の場合、お話のしょっぱなから、元カノやら、逆ナンやらが出てきて、
ふたりとも男に恋愛感情をもつタイプではないという描写がはっきりくっきりあるのに、
滝澤が手間賃代わり(?)にムリヤリ裕真を抱くのがよく分からん。
いっそ、滝澤が「かわいい年下の男が好き」設定なほうが、よかったのでは。

裕真も、滝澤に突っかかってるのに、初めてふたりきりで会って「お持ち帰り」されちゃうほどお酒を飲んで、
ホテルの部屋に連れ込まれ、まんまといたされちゃう・・・。
もうちょい警戒心もとうよ~。(そもそも裕真は未成年だし!)

まあ、お互いに「なんか気になる」的な心理描写があるので、
そのへんあんまり気にせず、さらさらっと聴いたほうがいいんでしょうが・・・。
あ、攻め(滝澤)が、なんで男に欲情するのか・・・みたいに冷静に自己分析してるのは、珍しくてよかったかも。
大川さんボイスがハマってました!

ってことで、この作品の聴きどころは、大川さんの冷静なコトバ攻めと、千葉さんの色っぽい喘ぎですね。
もうこれに尽きると思う。

えちシーン以外の千葉さんの声も、意外と他であまり聴かないトーンなので、ファンとしては聴いて損はないかも。
かわいさと色気を抑えた強気で若めの声って感じでしょうか。
(まあ、私はこのトーンなら、『あなたと恋に落ちたい』のかわいさをプラスしたverや、
『挑発トラップ』の色気をプラスしたverのほうが断然好みですが)

酔っ払ったり寝ぼけてる千葉さんボイスはカワイかったし、
なんどか出てくる電話越しの声は、ドキドキしましたよラブラブ
やっぱ、千葉さんの声好きだなぁ~♪


えちシーンの色っぽさは、さすがの一言。
ちゃんと、相手にあわせて喘いでるというか、なんとなく状況が分かる(笑)よがり声、スゴイなぁと思います。
あと、さいきん気づいたのですが(と、あらためて言うのもなんだけど)、
千葉さんってキスを受けるのが上手よね♪
「んんっ」って声が、とても色っぽいです。

イキ声w は千葉さんらしい盛大な感じ。
しっとりシリアスなお話以外では、これを聴かないとものたりないですよね~ラブラブ (私だけ?)

最後のほうで、滝澤が、「裕真はもしかして俺のことが好きなのかも・・」と思い(どうしてそう思ったのかよく分からなかったんだけど)、裕真をじらしながら抱いて、好きだと認めさせるシーン、
「ちくしょー、好きだよっ!好きで悪いかっ!」と叫ぶ進歩さんにはちょっとキュンとしました♪ 
(↑これたぶんファンだからで、そうでない方にはちょっとシラけるセリフかも・・・)
ビデオカメラ云々も、さいごに「ええ?!」って感じ・・。

全体的に、お話はあんまり頭にも心にも入ってこず、千葉さんや大川さんの声や演技を楽しむ作品でしたね。
なので、このおふたかたのファン以外は聴いててもつまんないかもです。
女性もたくさん(時間も人数も)登場するので、そういう意味でもツライかなぁ。

さいごのさいご、大学でのシーン(日常会話)で、
羽多野さんのいい声と千葉さんのカワイイ声でほっとして終わった・・・というなんか本末転倒な作品でした(笑)


そういえば、千葉さんと大川さんといえば、
私は、『凍る灼熱』 (堀内賢雄さん×千葉さん、大川さんは千葉さんのキャラに横恋慕w)を思い出すんですが、
あっちも、「代償はカラダで」「いつのまにか相手を好き」展開のストーリーなのに、
なぜか緊張感と説得力があるんですよね~。
BGMやモノローグがかっこよくて印象的だったし、キャラクターも魅力的でした。
「BLにありがちな素材」でも、どう料理するかでお話の完成度がかわるんだなぁといういい例かもしれません。
まあ、『凍る』もⅡは、トンデモBLに傾いちゃってましたけど・・・(;´▽`A``

大川さんと千葉さんの演技が聴きどころ、と書きましたが、正直、他の方でもよかったかも。
(大川さんはともかく、千葉さんの良さが活きるキャラクターじゃないと感じたので・・・)
「強気な若いコ受け」がハマリそうな方、ほかにもたくさんいらっしゃいますしねー。

あああ、2006年にBL作品に出演されるなら、千葉さんには、ほかにもっと演って欲しいのあったのになぁ!
もったいない・・・。