昔々は、と言っても1950年代から70代頃って、むしろ共産党とか社会党が憲法改正を唱えていたのに、最近では全く逆転してますね。

 先進国の近代国家の中では憲法を改正していない最古の国が日本だなんて言われてますが・・・。

 憲法改正論を議論することは悪くないと思いますが、簡単に憲法改正ができるようにするっていうのも危険なお話だと思います。

 硬正憲法(簡単に改正できない憲法)にしたのはそれだけ深い意味があるということです。

 現法憲法でさえ、集団的自衛権という名の下に、自衛隊を海外派遣して戦いに加える解釈をしようとする説も有力になって来ているのに、憲法9条を改正して、日本が軍隊を持てるようにしたり、場合によっては徴兵までできるようになれば、アジアの周辺国家はますます警戒することでしょう。

 今でさえ、日本の国防費は膨大なのです。国際協力ができないなーんて理由で戦争が簡単にできるようにしてしまえば、戦前の国家に後戻りですよ。

 中国なんて真っ先に「日本、再び帝国主義に」と叩くことでしょう。

 日本が唯一の被爆国であることから、戦争のない世界になるようにアピール出来る立場なのに、アメリカは日本にさらに兵器を買わせたいために、再軍事化を進めさせようとしているなら、本末転倒でしょう。

 オスプレイなんかが、いい証拠ですよ。欠陥だらけの飛行機なのに、日本にも買わせようとしてるんですから、勝手なものです。

 石原維新代表なんて、今の憲法を押しつけ憲法なので、廃棄すべきなんて無謀なことを言っていますが、ちゃんと明治憲法から改正手続きを経て作った憲法なのですから、今更無効なんていうこと自体、時代錯誤の無謀な議論だと思います。

 特の為政者の思惑によって、簡単に憲法を改正されてはたまったものではない、という発想の下に、簡単に改正できなくしたその意味を今一度、こういう時期だからこそ噛みしめて見るべきだと思います。

 改正といいつつ「改悪」になる可能性だって強いのですから。

 予算とかの関係で参議院は廃止して衆院だけにすべきなんて議論もありますが、ねじれ国会などという言葉もあるように、為政者の思惑で簡単に政治を牛耳れないというコントロール効果も参院にはあるはずです。

 安易に二院制を廃止するのもいかがなものでしょう。

 世の中には、裏と表、功と罪、メリットとデメリットなど、両側面があるということを忘れてはいけないのです。

 常に権力は腐敗する可能性がある、ということを念頭に入れて、国民は厳しく現政権を監視していかないといけないと思います。