社会人になってから、心理学等を専門にしている大学の先生の話を聞く機会がありました。
その時、アスペルガー症候群と恋愛について、要はストーカーみたいになるケースがあると・・・
言いたいことはなんとなくわかるけど、こういう発言は誤解を招いたり叩かれるので、するべきではないのになぁと思った記憶があります。
アスペルガー症候群は、こだわりや執着が強いので、一人の女性を好きになったら一直線というイメージはあります。(私のリアルの知り合いを見ていても)
また、相手の気持ちを理解しにくかったり、関係性の構築が苦手なので、しつこくなってしまったり、嫌がることをしてしまうというケースもあるでしょう。
それゆえ、ストーカーになってしまったり、ストーカーと誤解されることはあると思います。
一方で、アスペルガー症候群や強迫性障害の方は、正義感が強い人が、相対的に多い気がしています(もちろん、すべてが真面目とは言いません)。
それは、まじめであることも、こだわりだからです。
そういう人が、ニュースになるよう実害が出るようなストーカーをするのだろうか? というのは私の率直な感想です。
もちろん、アスペルガー症候群は人間の生活において非常に重要である対人関係に障害がある故、アスペルガー症候群の症状そのものや、アスペルガー症候群に伴う自暴自棄やトラブルが、最終的に犯罪につながるケースだって、世の中にはあるでしょう。
でも、だからといって、アスペルガー症候群の方はストーカーになりやすい などというのは筋違いだと思うのです。
その行為がストーカーやセクハラとされるかは、受け手側の気持ちが決めるものです。
だからこそ、相手が求めていない行動は、慎まなくてはいけません。相手の気持ちや、自分がするべき行動がわからないのであれば、助言を求めて、それに従って行動するのが賢明です。
ただ、どんなに不器用でも、「一途に好意を持つこと自体」は、別に非難されるようなことではないかないのでは? むしろ素敵なことでは? と思っています。
なお、このような真面目さや正義感は、幼少期に家庭や学校などの環境で、あたりまえのこととして刷り込まれるのだと思います。
こどもをまじめになるように育てた親はとても立派ですが、いっぽうで真面目さが染みついてしまい、要領のよい行動ができなくなって大きくなってから苦労するアスペルガー症候群の方も多いのではないか と私は感じでいます。
では、子どもを不良に育てればよいのかというと、それもまた別問題です。
子育てや発達障害は、非常に難しいものだなぁと考えさせられます。