入試は学校側が生徒を選ぶ機会ですが、
学生やその保護者が学校を選ぶ機会にあたるのが
学校見学会や説明会、文化祭です。
何校か回るとほぼ下記の2パターンに大別される印象を持ちました。
①学びの喜びや奥深さを提供できる環境であることを強調する学校
②大学受験に向けてのフォロー体制、進学実績を強調する学校
①は所謂伝統校で、関西でいうと灘や東大寺のような難関校としての歴史のある学校が当てはまりました。
校是の体現を追求することを地で行く姿勢です。
②に当てはまるのはどちらかというと新興進学校、もしくは受験生確保に苦慮している難関校の印象です。
「ウチからの卒業生のうち何人が東大に進み、何人が京大に進みました」
「補習を充実させており、受験対策は万全です」
ある学校では上記のお話を校長先生自らがいの一番に話されておりました。
②はそのまま中学受験塾からの延長のイメージしかなく、わが家で子どもたちに体験してほしい知的好奇心の探究には方向性として合致しない為、受験先(本命)とすべきではないという結論になりました。
もちろん、どの大学に進むかは重要ですが、
それは結果であるべきで、目的にすべきではない。学校は受験勉強をする場ではないと考えたのです。
そうなると、意外というか困るほどターゲットは絞られてきます。上で述べた2校と大阪、神戸の国立中です。
特に灘校に関しては
学校説明会で校長先生が同校の特徴(売り)として、図書室に専任司書が2名いることを述べられていたことに強く感銘を受けたことを覚えております。