「クチから心臓」その6 | あんたは払うよ、権藤さん。の真意

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

「マナブの言ってることは事実なんだけどさ~、酷いのよ~」
ありさは以前私にこう言った。
え?事実ならいいじゃん。何が酷いんだよ。
例えばどういうこと?

ありさが言うには…

ずぅーっと前、中学のクラス会があった時、M美がさ、マナブに聞いたじゃん、
「マナブ、子供生まれたんだって?名前なんていうの?」
あんた、何て答えたと思う?
(え?)
あんた、「どうせ君に名前教えたって、すぐ忘れちゃうんだから、教えても意味ないだろ?」って言ったのよ~
(え?そんなこと言った?)
だからさ~マナブの言ってることは事実で、正しいわけ。
M美に教えたって、三歩あるけば忘れちゃうんだから。
でもさ~子供の名前くらい、教えてあげてもいいじゃない?
あれからM美、マナブに全然話しかけなくなったでしょ~

うむ。確かに君の言うとおりだ。
事実だが、酷い。

ありさはその他にも「事実だが酷い」例を複数あげた。
私にとっては鮮明な記憶のものはなかった。
しかし、何れも確かに事実だが酷いものであった。

そうか、私は事実だが、酷い男なのか…
その時、私は深く反省した。
M美にも後で謝った、よな?

ん?
待てよ。
ひょっとすると、私はK子にも以前「事実だが酷い」ことを言ったのかもしれない。
それを恨みに思って、アヤネの連絡先を教えなかったのか?
そうだ、そうに違いない。
いやにきっぱりと断りやがったからな・・・
ったく。
まあ、いいや。
どうせ夢だ。

現実の同窓会では上手くやるさ。
最初に謝っとこっと。