1-1 機械式時計
機械式時計とは、巻き上げられたぜんまい(細長い帯状の金属バネ)が元に戻ろうとする力を動力源とした時計
である。
ぜんまいの力が、歯車によって調速機であるてんぷに伝達され、時間が表示される仕組みとなっている。
機械式時計を、ぜんまい巻き上げ方式で分類すると、手巻式と自動巻式の二つに分けられる。
(1)手巻式
リューズを手で回してぜんまいを巻き上げる。
一度の巻き上げで、40~50時間は時計を動かすことができる。
時計の構造としては、比較的シンプルである。
(2)自動巻式
時計をはめた腕の動きによってローター(回転錘)が回り、ぜんまいを自動で巻き上げる。
「片方向巻き上げ式」は、決まった方向にローターが回った時だけぜんまいを巻き上げ、「両方向巻き上げ式」
は、切り替え車によりローターが左右どちらに回ってもぜんまいを巻き上げる。