今日は、漫画作品「少女少年V -MINORI-(著:やぶうち優 小学館刊)」を紹介したいと思います。
蒔田稔少年は、友人の植原茜の家へ遊びに行っていた。彼女の家は芸能人一家。稔の目的も、茜の姉で人気タレントの植原忍に会うことだった。しかし稔は、茜の家の都合で、女装して家に入ることになる。そんな中稔は、茜が親に、無理矢理芸能人として仕立て上げられそうになる場面に遭遇する。そこで稔は、一計を案じた。茜と自分とで、アイドルグループを結成しようと。
少女少年の第五作です。シリーズ中、トップクラスのヘビーさを持つ話ですね。私もかなり気に入っている作品です。
今回の芸能界のジャンルは、「アイドル歌手ユニット(コンビ)」。稔扮する「MINORI(みのり)」と、「AKANE(あかね)」の二人で、「ma-da」というユニットを結成します。
茜が芸能界に入ることを嫌がることを知った稔は、自ら「MINORI」となって芸能界に入り、生放送か何かで「自分は男だ!」と暴露し、自分と一緒に茜を芸能界から引き離す作戦を提案します。弱々しくも茜はそれに賛同し、二人で「芸能界をやめるための芸能活動」を開始したのです。
注目すべきは、子供と大人、子供と親の関係です。親に、芸能界に無理矢理入らせられる茜。複雑な家庭事情を持つ稔。そして、子供に対する、周囲の大人達の反応と行動。本作では、このような深く重いテーマに沿って物語が紡がれていきます。
クライマックスでの稔の叫びは、今でも私の心に残っています。皆さんも、是非一度見てみて下さい。
では、今日はここまで。明日また、お目にかかりましょう。
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