今日は、小説作品「スクラップド・プリンセス(著:榊一郎 富士見書房刊)」について紹介したいと思います。
「聖グレンデルの託宣」により、生まれて間もない頃から「世界を殺す猛毒」として命を狙われた王女がいた。彼女はカスール夫妻により追手から逃がされ、託宣の日が来るまで平和に暮らしていた。しかし彼女の生存がラインヴァン王国に感付かれた時から、廃棄王女…パシフィカ・カスールの長く辛い旅が始まった。
第一回龍皇杯優勝作品として名を知られた、富士見書房の長編小説作品です。かなり初期からチェックしていた小説なのですが、何故今まで紹介が遅れたのかは不明です。
簡潔に言うと、世界を滅ぼす猛毒、廃棄王女と呼ばれた少女・パシフィカと、その義兄弟であるシャノン、ラクウェルの三人が、様々な刺客からの攻撃を退けつつ旅をする物語です。旅の途中で様々な人々に会い、その度に事件に巻き込まれていくのが基本的な形と言えましょう。
特に終盤、半端ではない戦闘能力のぶつかり合いになることが多い割に、登場するキャラクターの性格は、基本的にかなり濃いことになっています。彼らが巻き起こすコメディチックな展開も、本作の大きな見どころとなっています。
廃棄王女を巡るシリアスな展開、そして何癖もあるキャラクター達のコメディな展開。この両極を同時に楽しめるのが、本作の大きな魅力でもあります。是非とも一度、この大作を読んでみて下さい。面白さはお墨付きです・
では、今日はここまで。明日また、お目にかかりましょう。
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