『建築学概論』です！
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ソウルの建築事務所で忙しい毎日を送る若手建築士のスンミン（オム・テウン）。ある日、ひとりの美女が家を建ててほしいと名指しで依頼してくる。下っ端のスンミンが戸惑っていると、“私を忘れた？”と美女。彼女は15年前、大学1年生のスンミンが“建築学概論”の授業で出会い一目惚れした相手、ソヨン（ハン・ガイン）だった。
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建築士と顧客として出会った、現代の2人。
学生時代に出会った、若い2人。
ふたつの時制が交互に描かれ、それぞれの恋路がどうなっていくのかで見せていきます。
そして、どちらのエピソードでも軸になっているのは、「建築」。
若い2人は自由な発想で将来の家を夢見て「将来は私の家を建ててね」と約束し、大人の2人は家を建て直すにあたりイマイチピンと来なかったり、やり直したり、付けたしたり…。そんな2人は、それぞれに人生に失敗したり妥協したり、重荷を背負ったりしていて。
家を建てることと、人生を選ぶことが、ダブって見えてくるわけです。
若い2人の回想場面では、1990年代の空気感が満載！ポケベル、ポータブルCDプレイヤー、バス通学、コンパ、サークル、初めてのタバコ…ドンピシャ世代には懐かしさにグッと来るはず！
そして、その世代であれば、必ずしも思い通りにいかない人生を歩む現代の2人にも、共感できるはずです。
ちょっぴり懐かしいソウルの下町の風情や、済州島の静かな海をのぞむ建築も美しく、ノスタルジックな作品です。
ぜひご覧ください！
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