リドリー・スコット&トニー・スコット兄弟が製作総指揮!全8話のドラマなのに、総制作費40億円をかけたリアルなオープンセットで、ノルマン王朝時代のイギリスを再現。圧巻の映像と重厚な中世絵巻は必見です!!
「ダークエイジ・ロマン大聖堂」です。
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西暦1120年。イングランド沖で火に包まれて客船が沈む。その船には英国王のただひとりの世継ぎが乗っていた。それから18年後、年老いて世継ぎのいない国王ヘンリー1世は、娘のモード王女(アリソン・ピル)が生む子供に王位を譲るため、自分の死後、孫が成人するまでの間はモードを国の統治者と認めるよう臣下の者に誓わせる。しかしヘンリー1世は不可解な急死をとげ、教会と結託した甥のスティーブン(トニー・カラン)がモードを裏切って王位についたことでイギリスは無政府状態に陥る。
その頃。職を失った建築職人トム(ルーファス・シーウェル)と家族は、森に住む謎めいた女性エレン(ナタリア・ヴェルナー)とその息子で彫刻の才のあるジャック(エディ・レッドメイン)に親切にされる。しかし、トムの息子アルフレッド(リアム・ギャリガン)はエレンを魔女だと疑い…。
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安定した統治を行ったヘンリー1世。しかし後継者を船の事故で失い、そのため彼の死後、王のお墨付きを受けていた長女のマチルダ王女(通称モード)と、王を裏切って王位についた甥のスティーブン王のあいだで争いになり、「無政府時代」に突入しました。
この時代はすでにヨーロッパ各地に広がっていたキリスト教は政治的権力を持つに至り、聖職売買など教会組織の内部の腐敗問題がある一方、映画『ブラザーサン、シスタームーン』で有名なアッシジのフランシスコなど清貧生活を目指す運動もあり、その二極化は後のキリスト教混乱期へと続いていく序章でもありました。(ちなみにイギリスがカトリックから独立し英国国教会となるのは更に後のヘンリー8世の治世です)
その時代を背景にした、壮大なスペクタクル大河ドラマ。メインキャラクターは、建築家で石工のトムと、その息子アルフレッド、魔女の疑いがかけられる謎の女性エレンと、エレンの息子でトムの弟子として頭角を表すジャック。彼らを中心に、王室と教会と民衆、それぞれの中での対立と憎しみ、愛、別れ、野望と陰謀、策略、裏切り…迫真の人間ドラマが展開します。
建築が主なモチーフとなるこの作品、とにかくオープンセットがスゴいんです!!このセット、ハンガリーのブタペスト近郊に実際に中性の町を再現したものだそうです。
特に、教会塔が焼け落ちる大火事のシーンや、トム、アルフレッド、ジャックが建立するキングスブリッジの大聖堂の迫力!
まるで映画。ドラマでこの規模とは一体!?と思ったら、ベストセラーとなった原作の作者が、「映画の尺ではこの世界観は表現できない」と映画化を断り続けたうえでの、ドラマ化なのだそう。納得の壮大さです!
人間関係を掴むのがちょっと時間がかかるかもしれませんが、把握してしまうとかなり重厚でドロドロな展開。ハマります。
ぜひお楽しみください!
海外ドラマ「ダークエイジ・ロマン大聖堂」(見放題)
└ http://p.unext.jp/contentview/37289/0/2/0/
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