「フクちゃん」です！
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(C)横山隆一／シンエイ
元気な幼稚園児のフクちゃんと、ガンコで優しいおじいちゃんと、居候のアラクマさん他、心優しい人々が巻き起こす、どこかなつかしい物語。
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正直、古い時代設定の作品なのかと思っていたのですが、アニメ版はちゃんと現代風！フクちゃんが、学帽に下駄というちょっぴりレトロな身なりをしているのは、昔だからではなく、ある可愛い理由があったんですね！
その理由は、第1話で語られます。とっても子どもらしくて無邪気な理由に、思わずクスッと笑ってしまいます。
終始、子どもたちの日常のなかで起こる身近な出来事をテーマにしていて、ほのぼのしたり、笑ったり。
自宅に親戚の若者が下宿していたりするのは、なんとなく1970年代雰囲気かもしれませんが、温かい下町が舞台なので、それも不自然な感じではありません。とはいえ80年代の作品ですので、ちょうど今の大人たちが子どもだった頃の、ちょっと懐かしいテイストもあるのが嬉しいです。
とにかくフクちゃんが元気で可愛らしく、口癖の「イヤーーーン！」が出るたびに楽しくなります。この声がすっごくイイのですが、主演声優の坂本千夏さんは『となりのトトロ』のメイちゃんの声のかた。「フクちゃん」が初主演だったのだそうですが、本当の子どもの声のようです！
ちなみに原作漫画は、1936年の朝日新聞の連載「江戸ッ子健ちゃん」の脇役だったフクちゃんの人気が出て、スピンオフで主役になったのが始まりだそう。その後、連載紙を変えながら、結局毎日新聞で1971年までの約35年間（！）続いたそうです。
つまり、アニメの現代的な時代設定は、アニメオリジナルのものなんですね～。戦前の漫画の現代風アレンジだと考えると、かなり自然で巧みな出来栄えに感じ入ります。
大人には懐かしく、今の子ども達もきっと楽しめるアニメです。ぜひご覧ください！
アニメ「フクちゃん」（見放題）
http://p.unext.jp/contentview/32074/0/2/0/
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