【PickUP@アニメ】「アフロサムライ」 | U-NEXT [ユーネクスト]

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ここ数年、日本を舞台にしたハリウッド映画が目立つようになりましたが、もうすぐ『ウルヴァリン:SAMURAI』が公開!日本文化をリスペクトしてくれているようで嬉しいですね!


さて、アニメの世界でもこんな作品があります。サミュエル・L・ジャクソンが製作総指揮と主演声優を務め、制作はGONZO。日本では劇場版に再構成されてロードショーもされました!日本のヒットメイカー亀山千広さん(「踊る大捜査線」シリーズなど)も製作総指揮で入っています。


「アフロサムライ」です!


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$U-NEXT [ユーネクスト]-アフロサムライ

幼い頃、目の前で父を殺されたアフロサムライ。父は、最強の男の勲章である「一番のハチマキ」を持つ剣客だったが、一番に挑む資格のある「二番のハチマキ」の持ち主・ジャスティスに惨敗してしまったのだった。「一番のハチマキ」を奪われた父の亡骸を前に、復讐を誓ったアフロサムライ。成長し、「二番のハチマキ」を持つ孤高の剣客となった彼は、宿敵ジャスティスを捜し旅を続けていた。しかし、誰もが挑戦することができる彼の周囲に、次々と刺客が現れて…。
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ものすごいミクスチャー感!


まず、和と洋。しかも、それぞれの中でもとりわけエッジの効いた「武士道」と「ヒップホップカルチャー」の融合。


主人公のアフロはアフリカ系ですが、着流しに脇差と、浪人のようないでたち。そのほかの登場人物は無国籍です。カオス!


一応セリフは全員英語ですが、なにぶん時代劇のフォーマットで、舞台設定も、戦国時代あたり(時代設定は曖昧ですが…)の日本。


ただ、どこかウエスタンの香りもするのは、時代劇の構造ながら、人物の動きがウエスタンっぽいところがある。例えば、酒場の建物は和風で置いてある酒もSAKEなのですが、作りはウエスタンによく出てくる、奥にカウンターがあって、カウンターの奥にマスターがいる、あの構造なんです。日本の酒場はああいう作りではないですから、そういうちょっとした折衷感も面白い。


そして、時代のミクスチャー感もスゴイです。


そもそも、武士道の時代とヒップホップカルチャーの時代は、和と洋だけでなく、時代そのものも大きくかけ離れているワケですが。


さらに、小道具でケータイが出てきたり、当時としてはかなり派手な銃器が使われたり。本当にカオス!


演出にも相当ケレン味があり、個性的です。アメコミ的な少しダークな世界観と、凝縮された濃いエモーションと、サムライらしい様式美は、もしかしたら時代劇というよりも、歌舞伎の荒事などに近いかもしれません。


かなりチャレンジングな作品なので好みは分かれるかもしれませんが、個人的には、既存の映画でいえば三池崇史監督の『スキヤキウエスタン ジャンゴ』系が好きなかたにオススメしたいです!


お気に召したら、続編の劇場版『アフロサムライ レザレクション』も配信しております。こちらはサミュエル・L・ジャクソンとルーシー・リューの声の共演も見どころです。


ぜひお楽しみください!


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