人の関心がテレビや映画に移っていったそのむかし、本が売れなくなったという。
ラジオが世の中に出てきて、本や新聞が喰われ、映画やテレビが出てきて、ラジオが喰われ、そして今はインターネットが出てきてテレビの視聴率が下がっている、という。
何だかメディアの食物連鎖みたいな想像をしてしまう。
かつての栄光に包まれていた人たちから見れば、夕焼けの中にたそがれるように思えてしまうんだろうな。
と、ここで有名な出版社が昔成功したキャッチフレーズを思いだす。
「読んでから見るか?見てから読むか?」
技術が進んで、新しいメディアが出てきても、その前のメディアは、残るのではないだろうか?
追いやられた側のメディアは、どうすれば自分が生き残れるか、を探そうとする。生き物の本能のようなものか?
そうすると、他の持っていない良さに自分を特化して、自身を変えようとする。そうすることで、メディアのテリトリーのような、縄張りのようなものが出来ていくのではないか?
では、本は自身を変えようとしているのか?
その答えが、ディジタル本?
うーん、どうだろう?紙の本も生き残る気がしている。
本は、どういうテリトリーを形作ろうとしているのだろう?
ドラマと本の関係、ブログと本の関係、そんなことに思いを巡らす。
果たして本は生き残るのか?
皆さんは、どう思いますか?