いきなり、永遠のテーマめいたタイトルになってしまった。
前回の話の『フロー』、つまり人が夢中になる物語を、どうやって書いたらよいだろう?
こればかりはうんうん唸っても、出てくるもんじゃないし。
こうなると、フローになる本を探して、そのエッセンスを抽出してみたくなる。
何となく、心理学者が物語に答えを探すような心境。
エッセンスとは、何だろう?
物語のパターン、というやつか?
分析が得意な人は、物語の中のパターンを並べてみる。
でも、パターンに凝りすぎて、中身が無くなる様に思うときがある。
小説家は、定石はないという。
ひらめきだけだと、何処へ行くのかわからなくなる時がある。
あっちへ行ったり、こっちへ来たり、している自分。
ダニエル・ピンク氏著『モチベーション3.0』という本の中では、『フロー』についてこういう記述がある。
「もっとも重要なのは、フローにおいては、やらなくてはならないことと、できること…がぴたりと一致する点だ。課題は簡単すぎず、難しすぎない」
「…フローの状態では、その瞬間をきわめて深く生きており、完全に思いのままになると感じ、時間や場所、自分自身でさえ存在を忘れるかような感覚を抱く」
これを、物語に置き換えて考えると…。
皆さんは、定石派ですか?それとも、ひらめきを待つタイプ?