白い杖を持って歩いている人は目がまったく見えない。


という認識の人は意外と多いんじゃないだろうか。



私は普段の移動で白杖を使うが、まったく見えないわけではない。


視野が狭く、視力も普通の人と比べれば低い。ぶっちゃけ白杖がなくとも時間をかければ歩いて目的地まで行ける。


なぜ白杖を使うのかといえば、周りに知らせるという目的が大きい。それに万が一交通事故に遭った時に白杖を持ってなかった事で保険が下りない、なんて事もある。


そんなわけで、所謂弱視の自分も白杖を使い生活しているのだが、やはり周りには"全盲"として映るらしい。


手を取り誘導してくれる人、スッと電車に乗りこむ私を見てひそひそと「見えてるみたい」と話す人たち。様々な反応がある。


そんな反応からか、つい「見えない人」を演じてしまう自分がいる。


厚意に対して「見えるから大丈夫」という忍びなさ、白杖をズルして使っていると思われる悔しさ、色々ある。


ただ知って欲しいのは、白杖はまったく見えない人だけが使うものでないという事。


一口に視覚障害といっても色々な見え方をしている人がいるという事、この二つだ。