日米の文化の違いとして、「アメリカの方が、日本よりも、ほめることを大切にする。頑張った人に対して、惜しみない賞賛を与える。」ということを聞いたことがあります。確かに、ここサイモンでも、学生だけでなく教授に対しても、ことあるごとに表彰の機会を設けているなあと感じることもあります。


似たような話ですが、スタンディングオベーション、いわゆる、コンサートやスポーツなどで観客が立ち上がって拍手をし、出演者・選手を称える、という行為ですが、少なくとも私の経験では、日本ではあまり見ませんが、アメリカではわりと一般的です。先日、タングルウッドに行った際も、コンサートは毎回、全観客総立ちの拍手で締めくくられていました。


かく言う私も、すべてのコンサートで立って拍手をしていたのですが、その理由をふと冷静に考えてみると、前の方の観客が立ち上がってしまうと、出演者の挙動が見れないのです。そこで、まあ、いい演奏だったし、とりあえず立ち上がってみるか、という考えのもと、立って拍手をしていたような気がします。


これって実は真理に近いのかもしれません。つまり、前の方に陣取る筋金入りのファンが感極まって立ち上がってしまう、後ろの方の人は、見れなくなってしまうので、とりあえず立ち上がる。結果、全員総立ち。日米の違い:筋金入りのファンが、後ろの人への迷惑をかえりみず、立ち上がってしまうか、否か。


明日は中間テスト。がんばります。