こんにちは、yuriです。

 

 

平成30年度公立学校教職員の人事行政状況調査についてより

 

教職員の精神疾患による病気休職者は、5,212人で、平成19年度以降5,000人前後で推移しており、平成29年度(5,077人)から増加。

 

 

ちなみに、平成25年3月29日 教職員のメンタルヘルス対策会議における、

教職員のメンタルヘルス対策についての最終まとめによりますと、

 

病気休職者は、

平成4年度: 1,111人(精神疾患による病気休職者の在職者に占める割合:0.11%)

平成22年度:5,458人(同0.60%)

 

たくさんの先生たちが精神疾患に苦しんでおられることが分かります。

 

 

うつは「心の風邪」なんかではなく、

「心のガン」だ。

 

脚本家の一色伸幸さんの言葉です。

 

彼は、1994年から2年間うつトンネルをさまよいました。

 

その中で、うつに苦しむ家族のために『うつから帰って参りました』という手記を書いています。

 

家族に「うつの正体」を知ってほしかったそうです。

 

確かに、「風邪で会社を休みます」というのと、「がんで会社を休みます」では、印象が全く違いますよね。

 

「早く休みなさい」「すぐに病院へ行っておいでよ」と声をかけませんか?

 

相手の体調に対する緊迫感が増しますよね。

 

 

 

この本には、いろいろな人のうつから抜けた方の方法だけでなく、うつを引き起こした背景や症状についても詳しく書かれています。

 

 

自分のことを嫌いになる

子どもの頃の苦しい思いを閉じ込めたままにしていた

自分の心の声を聴いてあげていなかった

 

 

うつになりやすい要因であると書かれています。

 

これは、カウンセリングで解決できることではないかと思いました。

 

うつの治療には、病院の治療も必要です。

 

それと同じくらい、カウンセリングで心のケアも必要であると思いました。

 

自分の気持ちに向き合うことはとても勇気がいると思います。

 

でもその気持ちに蓋をし続けると、「こころのガン」になってしまうかもしれません。

 

自分はもちろん、自分の近くにいる大切な人たちもとても苦しくなります。

 

うつに苦しんでいる人はもちろん、今、自分は「大丈夫だ」と思っている方にも、是非読んでほしいなと思いました。

 

 

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行本)