は、生花で季節の移ろいを愉しむ教室です。



場所は埼玉県比企郡嵐山町。



嵐山町は里山が程よく残る、武蔵野の丘陵地です。



そんな地で花教室を開いて19年目このブログは、花を生ける楽しさや先生業をしていてうれしかったこと。



ときどきの失敗。



お役に立てられたらうれしいと思い書いています。

このブログをはじめたのは、花の仕事で気がついたコト。

失敗や悔しかったこと、辞めたくなった時のこと。

この苦い体験は、誰かのお役に立てられたらうれしいと思い書いています。

花教室のたぬきのねどこat flowersは、
何を考えてどこに向かって行くのかも合わせてお伝えしています。


東京の世田谷美術館で開催されている「民藝 MINGEI」展をみにいった。

ライフワークの一つとして民藝を取り入れている。

民藝は約100年前に柳宗悦が日常生活の中用いられる手仕事の道具に美を見出し「民主的工藝=民藝」を広めた。

展示物には物の作者名が無い。
日常の道具を普通に暮らしている人が、使いやすく美しく作ったものだからだ。
展示の調度品などの品々は、100年程のものが多い。
古臭くないデザインは感心させられる。
こんな部屋に住んだら楽しいだろうなと思う。

中でもハッとさせられた展示は「刺し子の稽古着」。

パンフレットより。上の写真が

刺し子の稽古着の一部

江戸時代のものであるが、それはそれは丁寧に刺し子が施されている。

江戸時代だから今のように灯りが煌々とついているわけではない。
日の明るいうちに仕事をするのだろう。
電化製品にしてもらうのではなく、ご飯だって薪だし移動だって歩き。

活動時間が限られているのにこんなにも美しく刺し子を仕上げる。

いかに美しく暮らすか。

そんな思いが伝わってくる品だった。

電化製品にどっぷりとお世話になっているわたし。
時間が無いと騒ぎ、ひと手間かければいいものを雑に済ます。
何をやっているのだろうと思う展示だった。

生活の中の美。

美しく丁寧に暮らすのは時間に余裕があるからでは無く、
丁寧にするから時間に余裕ができるのかも。
と自分への反省を込めて見た展示でした。

ぜひおすすめです。


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