じゃあね

そう言って彼女は、BLANKEY JET CITYの歌みたく、

わたしの部屋からいなくなった



今でも不思議なんは、さほど、悲しくなかったってこと

普通離婚で別の男作って、出てかれるっていったら、

いや、悲しすぎて、却って泣くことすら出来なかった、

ってのが、本当のところかも



ただ、

その、彼女のじゃあね、

と言った瞬間、



わたしは、強く信じてた事があるんです



この後のわたしの人生には、

あんな女といては無理と言うほどの、

数多の出会いがあるに違いない、って



実際、わたしの現在ってのは、

友人知人、先輩後輩、

相模原にいた頃とは比較にならないほどの

交遊があるのです



だから、

こっちこそ、

あのどん底で、



自分の信じたことを後悔?どころか、

寧ろ、歓迎する



良く耐えた自分を労いたい、

実に満足してます



かつて出会った著名人

当時妻だったあの子の好きな人も含まれてる



どうだ?

メジャー逃しても、憧れではなく、実際一杯、交わしたんだ!



お前なんか、冴えないサラリーマン、とでもヨロシクやってろ



サラリーマン全てが冴えないなんて言わないが、

お前のそのでかいだけの節穴のような眼じゃ、

本物は見出だせないね



、って、蔑みにも近い感情です



敢えて隠しません



わたしを本気で愛して、

本気でさらりと捨てたのは

お前じゃない



お前と別れた後、

スゴいのに出逢ってる



それに比べれば、

お前なんて鈍、だね



ハハハ、

笑い止まらない、っての!