お父さんの話
自分の心の中もよく分からないから、息子たちはどんなことを思っているのかなんて想像も難しい。夫が亡くなってすぐの頃には、息子たちのメン タルを心配していたけど、人の心配する余裕なんてなかった。息子たち、と言っても中学生、高校生ともなれば、いろんなことを思っている年齢。だとしたら、私が口出しすることなんてない。きっと、いつか「あの時はあ〜だったね」なんて話ができるんだろう、って思う。「お父さんがいたら、なんて言ってただろうね」「お父さんだったら、こうなってるよね」こんなセリフがちょいちょいと出るようになって、息子たちの中にいるお父さんは、いい悪いではないけど、息子たちにとって唯一お父さんなんだなぁ〜って感じる。夫は、自分が父親になれるのか?と心配していたりもしたけど、お父さんはお父さんなんだよな、と、当たり前と思うようなことを思った。