婚活に参加する人の実態
みなさん「好きなタイプは?」と聞かれたときに何と答えますか?
頭がいい人?大手企業に勤めている人?
優しい人?たばこを吸わない人?構ってくれて守ってくれる人?
いろいろあるよね
昨日3年ぶりに友達と婚活に参加をしたのだけど、やっぱり聞かれる内容って変わっていなくて
「好きなタイプ」「職業」「年収」「趣味」「休みに日の過ごし方」とかを聞くよね。
特に私を含め「結婚適齢期」と言われる年齢の人は
“次に付き合う人は結婚する人!”と意気込んで参加する人が多い(私もそうだった)。
でも、そうやって意気込んで参加するも良い人に出逢えなければ落胆する
そもそも婚活に参加する人は「結婚」に前向きなだけであって、その人を見ようとしていないなと感じた。
これはアラサー男子と話をしたときに特に感じたことなのだが、「結婚したいと思って参加するけど結婚を考えると選択肢がどんどん狭まる」という言葉は自分の事を棚に上げて何を言うてんねん!って突っ込みを入れたくなるくらい失礼な話だと思う。
私も結婚と恋愛は別という考え方を持っていたので理解はできるのだが、マカロンという人に出逢ってしまってからそもそも自分の考え方が変わってしまったので自分で自分の首を絞めているように感じたのだ。
今日は一緒に参加した友達の価値観とも絡めて書いていきたいと思う。
好きなタイプ、理想のタイプ
私も何年も婚活に参加してきてたくさん聞かれたし、たくさん聞いてきた。
マカロンに出逢う前と出逢った後を比べてみると私の中で考え方の変化が見られた。
マカロンに出逢う前
自分の中で「理想のタイプ」「苦手なタイプ」としてのテンプレートがあってそれをちゃんと言えていた。
だから、それに該当した人をカップリングの相手として選んでいたのだ。
でも前にも書いたが、自分が「理想」としている人が目の前にいるのにいまいち前向きになれなかったり、すぐに飽きてしまったり。仮にも自分は良いと思っているのにどうしても気が進まないのだ。
そればかりか会場ではドキドキしたにも関わらず、改めて会ってみると何が良かったのかわからない(失礼)ぐらい冷めている自分がいたり。
何が違うのかわからないけどこの人じゃない!と違和感満載の婚活生活を送っていた。
マカロンに出逢った後
マカロンは私の理想のタイプかと聞かれたら”NO”。
ドキドキもしなければ、作る必要もない相手。でも「安心感」がハンパない、懐かしい、自分でいられる、ストンと納得した。
それがマカロンを選んだ理由だ。そしてマカロンには違和感を全く感じなかったのだ。
私の中での「理想のタイプ」。
それはマカロンだったということ。理屈で~な人ではなく、マカロンがタイプということだ。
今では、理想のタイプって自分が楽をする(自分の理想の)ために相手に(スペックを)求めるか、だと思っている。
そして、理想のタイプって言うのは目の前にいる相手を断るための口実に過ぎないのだ。
自分の本音
私はずっと“スペック”が全てだと思っていた。
私が専業主婦でいるために…と自分の利益だけで相手を選ぼうとしていた。
でも実際に心を奪われたのは”スペック”が理想の人ではなく、「安心感」がある人、ストンと落ちた人。
マカロンは同い年で一人暮らしをしてるから、収入と貯金がたくさんあるかと言われれば”少ない”に等しい。
私は実家暮らしで貯金も毎月しているから、どっちかと言えば結婚をしたら私が養うぐらいの感覚でいたし、それでも良いと思えたのだ。
マカロンと出逢ってから、一般人男性はもちろん、芸能人でさえも興味がなくなってしまった。
それこそ高校生の頃はジャニオタと言われたほどの私。理想の高さは友達の誰よりも高かった。
でもそれは何かわからない違和感を感じた男性を断るための口実として言っていたのだ。
婚活終わりの反省会
友達と夜ご飯を食べながら、今回の婚活について振り返りをした。
私はさらにマカロンがいいという気持ちが倍増したが、友達は良い人に巡り合えたらしい。
でも友達の話を聞いていると違和感があったのだ。
「私には夢があって大きな家でわんこと旦那さんと一緒に過ごしたい」とかわいい夢を語ってくれたのだが、
「でも私はわんこの世話ができないから、わんこの世話をやってくれる人がいいな」と話してくれた。
えっ!?それって家政夫と何が違うの?
わんこを飼いたいのはわかるけど、世話は旦那っておかしくない?
私は不思議でならなかったからそうやって彼女に聞いてみた。
そうするに、彼女にとっての結婚相手は「世話をしてくれる人」。
それなら別に「結婚」にこだわる必要はないかなって。家政婦やハウスキーパーを雇えば済むだけの話。
「理想」を持つことは悪いことではないが、「理想」を持っているが故に目の前にいる相手にフィルターをかけてしまうということを理解しておくことが必要だということ。その結果、視野が狭まるということが起きてしまう。
条件?⇔人柄?
「良い人がいない」と過去の私を含めて嘆く人がいる。
でもその背景にはもしかしたら、自分の価値観による「理想」が可能性を無くしてしまい、苦しくなっているのかもしれない。だったら、その「理想」とやらを取っ払おう!!
~してくれるから
~してほしいから
~が私に利益があるから…
そんなことを無意識に思って結婚する人が多いと思うが、
結婚して数年経つ友達から聞かれるのは「こんなはずじゃなかった」だ。
確かに付き合っている時は彼女の理想になりたくて力になりたい、好きだからと頑張ってくれる男性が多い。
でも、その頑張りはいつまでも続くものではないのだ(女性もそうだよね?)。
多少は頑張ることも必要な時はあるだろう。「頑張る」とは無理をしている状態だと思っていて、それが「通常運転」と勘違いし、結婚をする女性が多いように感じる。
昔はもっと動いてくれた
付き合っていた頃は記念日に必ずプレゼントをくれた
新婚の頃は土日のお昼はご飯を作ってくれた など。
よく考えてみれば、自分のために動いてくれる旦那さんを求めてることに気づいてくると思う(逆もしかり)。
本当に好きでやってくれているものであればずっと続いているだろう。でも、何か無理をしてるからいつの間にか続かなくなるのだ。
それは結婚した当初の彼の「条件」を好きだっただけであって、「その人」が好きというわけでない。
だから、結果として「こんなはずじゃなかった」と嘆くのだ。
例えばさっきの例で見てみよう。
★昔はもっと動いてくれた→好かれたいから動いていた
★付き合っていた頃は記念日に必ずプレゼントをくれた→結婚したいから機嫌を取っていた
★新婚の頃は土日のお昼はご飯を作ってくれた→株をあげたかった
という男性側の目的があり、頑張っていたとする。
でも結婚をしたことで男性側の目的が達成されるとやる(頑張る)必要性がなくなるのだ。
だが、女性側からしたら「やってくれなくなった」と不満を感じるようになる。
要は「~してくれる彼」は好きだが、「~してくれない彼」は好きではないのだ。
マカロンと出逢ってからいかに自分は「条件」のみで人を見ていたかを思い知らされた。
好きなら~してくれるはず(例えば連絡とか)という私の価値観をことごとく崩していくマカロン。
しかも私が不安になることを敢えてしてくるのだ(本人は無自覚)。でもマカロン相手ではなかったら不安になるけど、ここまで情緒不安定になることもなく冷静に対処できていた。
私はマカロンとの出来事を通して、自分の(理想の)条件を崩すミッションを少しずつクリアにしていっている。
「人柄」を見るには「理想」を取っ払う。
そのことがお互いに満足できる結婚ができる第一ステップだと私は感じた。