サイレント前の感情マヒ

小さい頃の私はとっても素直で感情を思いっきり出していた記憶がある。

特に幼稚園の時は泣く、笑う、怒るなどすべての感情を「嫌われる」とか考えずに出していた気がする。

 

いつからだろう?

こんなに感情を殺してしまうようになったのは。

きっかけはたぶん弟が生まれたこと。別に弟が悪いわけじゃない!!私が望んで生まれてきた子だ。

ただ、私の本心を隠すようになったのは「お姉ちゃんなんだから」と我慢を覚えた時だったと思う。

そこから自分の感情を出すことが怖くなっていった気がする。

 

親からは

「お姉ちゃんなんだから」泣いたらダメ

「お姉ちゃんなんだから」譲ってあげなさい

「お姉ちゃんなんだから」我慢しなさい

「お姉ちゃんなのに」何でわからないの

「お姉ちゃんなんだから」そんなことしたらダメでしょ

 

友達からは

頭いいね

Eちゃんはなんでも言うことを聞いてくれるから

何を言っても笑顔で返してくれる、傷つかない子

 

そんなことを言われるようになった。

そう、「お姉ちゃんなんだから」いい子でいなきゃ!

何を言われても笑顔でいなきゃ!泣いたらだめ!

そう自分に言い聞かせて生きてきた。

 

いつの間にか感情をどうやって出せばいいかわからなくなっていた。泣くこと、悲しいことも全部「笑顔」でしか返せなくなった。別に傷ついていないワケじゃない!ただ、「笑顔」以外の返し方を忘れただけなのだ。

 

学生の頃に泣くことを忘れた。感情は感じるものじゃない、封じるもの。

そう思っていたら自分の意見すら言うのが怖くなった。だって、「お姉ちゃんなんだから」我慢しなくちゃ!

 

社会人になってからは、それがさらにエスカレートしていった。

ディーラー事務の座を手に入れたけれど、私は仕事を覚えるのが遅くて迷惑をかけているうちに自分に自信をなくしてしまった。毎日怒られ、注意され…。それが苦痛で入社1年にも満たない時に転職を考えたほどだ。本部に泣きつき、異動を命じられた。そこで自信を取り戻していくのだが、店長が変わってから私の心は一度壊れる。申し訳ないが当時の店長はいわゆる「名だけ店長」。器が小さく、自分の至らない点を私のせいにし、罵る。今でいう「パワハラ・モラハラ店長」だった。初めこそ真面目にその言葉を真に受けて「心室性期外収縮」を患ってしまった。原因はストレス。そして店長の話を聞いていた左耳の聴力が弱ってしまった。自分の体の「聞きたくない」SOSだった。

これを機に、「感情を無にする」という解決策を編み出す。この出来事からサイレントに入るまで特に仕事中は「無」になることで耐えていた。感情を無にするとは、ネガティブを感じないように自分を守ることだった。

 

 サイレント前の感情崩壊

前にも書いたが、マカロンと出逢ってからこの「感情を無にする」ことが難しく感じるようになった。

自分の心の奥から満たされるような感覚。幸せな気持ち。

「私にもこんな感情が残っていたんだ…キラキラ」と思うくらい、毎日が楽しくて愛を感じていた。

ずっと閉じていた感情の扉をマカロンにいとも簡単に開けられてしまったのだ。マカロンにならいいかなって思ってどんどん開けていったの。その時は「自分軸」を貫き、しっかり人生を歩いていた。

私は愛されている恋の矢という絶対的な自信と安心感。

 

でもね、この開けられた扉がネガティブに働くと自分が壊れていくのを感じた。

サイレントに入る前。マカロン軸真っ只中の私。

「無」を貫いて感じないようにしてきたネガティブ感情が溢れ出す出来事が‼しかも今まで封じ込めてきたから感情のコントロールの仕方が分からず、自分のネガティブ感情に支配されてしまった。

「淋しさ」「不安」を我慢しすぎた感情の爆発だった。

ずっと小さい頃から見ないようにしていた感情。

「嫌われる」という不安。いい子でいないといけない「淋しさ」。

 

本当は

もっと連絡してほしかった

もっと構ってほしかった

もっと安心させてほしかった

もっと一緒に過ごしたかった

もっとわがまま言いたかった

でも…。言えない、私が我慢すれば済む話。今までできてたから、きっと今回も乗り越えられるまじかるクラウン

 

マカロンの体調に合わせて私の気持ちの浮き沈みがあった。

マカロンの体調が良い時(連絡が頻繁にあったり、会ってくれる)→愛されてる=ポジティブ

マカロンの体調が悪い時(未読スルー、放っておかれる、冷たくなる)→嫌われた=ネガティブ

マカロンの行動1つで私はポジティブにもネガティブにもなれた。←依存だね~

 

でもね、今までと違うことが起きた。私の我慢が限界になってしまったのだ。

感情を出さないことが得意だった私はもうそこにいなかった。

あまりの感情の重さにマカロンから「別れ」を突き付けられてしまったのだ。そうならないように頑張って我慢をしていたのに…ガーン

 

 感情のコントロールができない

マカロンと別れてから私は感じないようにしていた「ネガティブ感情」をずっと感じている。

特にサイレントに入って1年間は感情のコントロールに苦しんだ。

今まで感情を感じないようにしていたが、今度は感情を我慢することの難しさに直面する。我慢ができないのだ。

どれだけ罵られても、良いように扱われていても「笑顔」で対応できていた過去からは想像できないほど、激しい怒りと悲しみが襲い掛かってくる。

仕事で気に入らないことがあるとその場所にいることに違和感を感じ、早退までしてしまう始末。

でも、自分の制御が利かないから止められないのだ。

かと思えば、気がおかしいぐらい泣き続けてしまう毎日。感情のジェットコースターとはまさにこのことだろう。

 

そんなときに”アートセラピー”に出逢う照れハート

アートセラピーでは、感情を感じきる、出し切ることを学んだ。そしてその自分を否定しないことが大事星

でも感情を出すことにブロックがあった私は、なかなか感情を感じることに苦戦した。

怒りと悲しみを表現する「赤×黒」。

自由に描いていいと言われるとどうやってするばいいのかが分からなかった。

そして左側(スマホだと上になるのかな?)の絵を見ても分かるが、色が薄い。感情を出すことに恐れがあったからだと思われる。この絵を描いたのはちょうど早退の時期だ。

私は「絵を描く」という出し方で感情に向き合った。1日1回自分の感情を感じる時間を作った。それをしてから感情を溜めたり、我慢することをせずにその日のうちに向き合うことができている。人に感情をぶつけたり、自分が我慢しなくても絵にぶつけることを覚えた。

 

 人に感情をぶつけない

私は今まで感情をぶつけないために「我慢する」「無になる」という形で抑えていた。

でもそれは限界が来るし、それによって自分が一番大切なもの(心を許している相手)に当たってしまうことを学んだ。

 

「我慢する」とは、自分の本心を見ないようにする自罰行為。自分のことを痛めつけていたのだ。

感情を出すことは、自分と相手双方のためだと気づいた。

今までそれを見せないようにしていたこともあるが、誰も気づいて教えてくれる人はいなかった。

マカロンは初めて私に「我慢をしている」ことを教えてくれた人なのだ。

嫌な事があっても私のせいにしていれば収まったし、(都合がいい女と思われていても)一緒にいてくれる人に嫌な思いをしてほしくなかった。

この「ツインレイ」という存在は私が見ないようにしていたものをあぶり出してくるな~と思う。

でも、本当は「誰かに気づいてほしかった」のだと気づいた。

 

感情を出した先。

それは「我慢している」自分に気づくということ。

その感情は決して「悪」ではないこと。

相手のせいでその感情を感じているのではなく、自分が勝手に感じているということ。

感情を出すとスッキリすること。

自分の一番の味方は自分自身であること。

まだまだあると思うけど、今はこんな感じ。

 

人間は感情を感じてなんぼクローバー

「お姉ちゃんなんだから」と言われても感じる権利は誰にでもある。

自分の感情は大事にしてねゆめみる宝石