自分ファーストの始まり

新しい職場では、「自分は愛されている」をベースに人間関係を作っていこうと思った。

だが、私は「愛される」ということを受け取り始めたばかり。

正直、何が「愛」なのかわからなかった。

 

でも、ここでは自分が「何もしなくても愛される」ことを徹底的に学んでいると思う。

 

いつも私は「やってあげるほう」だった。

もちろん何かをしてあげて喜ぶ顔が見たくてしてるのだが、時々それを利用されていることにイラ立ちを感じていた。

でも、今までの「やってあげた」ことはほとんど“恐れ”からやっていたもの。

私の基本的な恐れは「嫌われる」からきている。

受け取る側にしたらよく考えたら「都合が良い」のだ。

反応しただけでほしいものがもらえるからだ。

 

だから自然と「クレクレ星人👽」が集まってくる。

私は学生時代、友達が多いことが自慢だったが

今付き合いがある子は私がサイレントに入って醜い自分を出しても離れなかった子たちだ。

「醜い」(言葉が悪いよねアセアセ)とは、

遊んでよ!→無理

これやって!→無理

連絡ちょうだい→無理

みたいに他人のお願いを聞けるほどメンタルが安定してなくて断ってもなお、「いいよ」と言ってくれた子たちだ。

当時自分のことを回復させるので精一杯だったから友達の「クレ」に反応できなかった。

 

私が他人の願いを聞けないなんて…

と当時は責めまくっていたが、よく考えたらこの時が一番「自分ファースト」だったかもしれない。

 

「〇〇したい!」はわがままじゃない!

入社してすぐ。

ここの会社では入社初日に「支店長ともサシ食事会」というものがあるらしい。

入社する前に食べたいものを聞かれていた。

 

もちろん、今までは「嫌われたくない」という思いから

安い・早い・手軽

をモットーに選んでいた。

 

でも今回は違う‼

そんなことをしなくても「私は愛されているラブラブ」。

そう思って接しようと決めたのだ。

 

私は笑顔で

回転ずしが食べたいですキラキラ

と伝えた。もちろん支店長がそれを選ばなくてもいいのだ。

私の素直な気持ちを伝えた。

 

結果は近所のイタリアンレストランだったが、「言えた」自分に満足だった。

支店長は「ごめんね」と言っていたけど、私はご機嫌で支店長にご馳走になったのだ。

(この後の休日、私は自分でマグロ尽くしのお寿司をたくさん食べた)

自分でご機嫌を取るキラキラ実行できた。

 

素直になるということ

人間生きていれば、他人に求めてしまうこともある。

私もサイレントに入ってアートセラピー、泣くという方法で自分の感情を溜めないようにしているが

それでも他人に牙をむいてしまうことがある。

 

先日マカロンからブロックされたことで精神的に少し参っていたのだけど、

自分が仕事ができないくらい参っていることが分からなくてそのまま出社した。

 

でも年明けの社内は、新入社員の入社と繁忙期によるバタバタ感、溜まっている仕事の片づけなど

自分が思っていたよりも気を遣う空間になっていて、傷が深い私にはちょっとキツかったのだ。

 

ショックで頭が働かず、仕事でミスをしまくり。

スピードについていけず、慌てまくる。

涙がこみあげてきて、トイレに籠る。

自分からバンバン話すことができる新人さんに危機感が生まれたり。

 

社会人としてどうよ?と思われる態度だったと思う。

最後には「精神的に余裕がありません」と言ってしまう始末。

 

どうかしてる…と思いつつ、なんともできない自分が情けなくて。

 

でも、お昼休みに上司に「悲しいことがあって昨日泣いていた」という話をしていた。

そこで少し察してくれたのだろう。

余裕がないと伝えた後は、仕事を振ることをしてこなかった。

 

「ありがとうございます」と心の中で言い、休みの間に回復して取り戻そうと思っている。

 

上司がどう感じたか、それは上司にしかわからない。

でも、「余裕がない」と伝えることさえできなかった自分が伝えられるほど

自分に対しての「愛」を選択できたのではないかと思っている。