今回は近鉄時刻表1977年 第2号の紹介します。





基本情報

サイズ…A5

表…10400系又は11400系を先頭とした10両編成

裏…近鉄百貨店の広告となっており文楽座の故高橋悦史氏を起用

概要

ダイヤ変更は全線で行われたものの奈良線を中心に行われた。

12400系サニーカーが2代目ビスタカー10100系を置き換えるために北勢線(現在の三岐鉄道北勢線)では270系が営業運転を開始しました。

※12400系サニーカー、270系共に現在も運転中です。(2024年5月6日時点)

※12400系デビューに伴い置き換えが進められた10100系の部品は転用され最近(2024年5月6日時点)まで使われていたのが多数ありました。

台車や主電動機などの走行機器

2000系…近畿車輛製の空気バネ台車であったが2001F、2003Fに限り10100系のベローズ式KD-41J

、KD-41K、KD-41Lを最小限の改造と整備により使用されていた。

920系高性能化改造用(920系は京都線使用時代だけであり名古屋線転属の際に1010系に改番している)

モ680形(台車のみ)…WNドライブを搭載する高性能車であり近畿車輛製のKD-10台車など主要機器流用であったがKD-10台車はシュリーレン式台車の中でも初期に製造されたため保守面で不利であったそのため、10100系の廃車発生品のKD-41Uに交換されている。

京都線急行の停車駅に高の原駅が追加された以外大きな変更はない


当時の時刻表は休日ダイヤの紙の色が緑色でした

1986年B5に変更された秋冬号の休日ダイヤが黄色の紙になるまで約12年間が緑色でした。

休日ダイヤの紙がピンク色だった期間は1991年秋冬号から2021のダイヤ変更までの約30年間です。

2022年以降は平日休日関係なく基本同じ紙です。

休日ダイヤの紙が緑色です(分かりにくくてすみません)

当時は上本町発の湯の山温泉行き特急が運転されていました。

私自身、湯の山温泉行き単独が上本町から出ていたことには驚きました。

後に名古屋行き特急に湯の山温泉行きが連結され四日市で切り離す運転になり97年には近鉄四日市〜湯の山温泉間に、2002年には休日のみ、04年にはそれも廃止されました。

当時の時刻表には現在のJR線の時刻表の様に初電、終電の欄もありました。

1977年の時刻表はA5サイズのため小さく全駅掲載が難しいため主要駅は単体で発車時刻表が載っています。

他に近鉄日本橋駅、上本町駅、鶴橋駅、布施駅、河内小阪駅、瓢箪山駅、生駒駅、富雄駅、学園前駅、大和西大寺駅、近鉄奈良駅、長瀬駅、近鉄八尾駅、河内山本駅、高安駅、河内国分駅、大和高田駅、大和八木駅、桜井駅、榛原駅、名張駅、京都駅、近鉄丹波橋駅、大久保駅、新田辺駅、近鉄郡山駅、大阪阿部野橋駅、針中野駅、矢田駅、河内天美駅、河内松原駅、藤井寺駅、古市駅、高田市駅、橿原神宮前駅、下市口駅、富田林駅、近鉄名古屋駅、近鉄蟹江駅、近鉄弥富駅、桑名駅、近鉄富田駅、近鉄四日市駅、塩浜駅、伊勢若松駅、白子駅、津駅、津新町駅、久居駅、伊勢中川駅、松阪駅、伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅

92年、JR東海が東海道新幹線にのぞみを導入するまでこだま、ひかりしか無かったため新幹線の時刻表の欄にもこだま、ひかりしか載っていません。

最後までご覧頂きありがとうございました。

これからも趣味で収集している近鉄時刻表や鉄道部品を紹介していこうと思っているのでこれからもよろしくお願いします。

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