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 Numbre_iのミニアルバム『No.O -ring-』。

 

 歌詞に注目していた。

 

 彼らは( 某事務所所属時代からそうだが )歌詞にその時々の本音を込めてきた。

 

 ある意味ファンへのラブレターの様に。

 

 今作品は曲ごとにメンバーそれぞれ個人でのプロデュースで構成された。

 

 だから曲によって3人ともの個性があり、歌詞も個人の本音が詰まっている。

 

 その中でも神宮寺君プロデュースの【 夢の続き 】が素敵な曲カラオケだったが、

 

 歌詞を見てまだ、葛藤しているのではないかと思い切なくなった。

 

 

 繰り返しで使われる(恐らく強調されることの多い)サビのフレーズにまさに彼の本音が隠れていた。

 

 追いかけても届かなかった

 夢の続きを今

 生きているんだ

 

 脱退に至った経緯はまさにそうで、

 

 グループ結成当時からの海外進出はあの事務所では叶いそうに無かった・・・。

 

 苦渋の選択だったのだろう。

 

 そしてまた3人で目標に向かって進んでいる。

 

 

 

 あと気になった歌詞がある。

 

 恐らく歌詞で言うと2番というのだろうか。

 

 私自身が個人的に思ったことなのでそう思えない人もいるかも知れない。

 

 これは今もキンプリで頑張っている廉君・海人君、

 

 ソロで頑張っている岩橋君へのメッセージだとも思った。

 

 

 いつの間にか通り過ぎた

 青空が似合いそうな

 何でもない日々を

 数えだしたらきっと眠れない

 星ひとつないこんな夜だから

 

 ここはキンプリとして5人(6人)でいるのが当たり前だと思って過ごしてきた日々を

 

 思いだしたら心が沈み眠れないかったのだろうか?

 

 

 どこまでも続くと思っていたのは

 どこまでも続いているこの道の半ば

 

 このままずっと一緒に居れると思っていたのに道半ばで終わってしまったのか? 

 

 

 例えようもない

 この感情を持って明日からを歩むこと

 もしもいつか当たり前になっても

 多分忘れない

 

 当たり前だと思っていたものが無くなった事に、

 

 言葉で言い表せないぐらいどうしようもない感情があっても

 

 前に進むしかないが、いつまでたってもこの感情は忘れないだろう。


 

 出会えてよかったとつぶやいてみて

 あまりにも月並みで息が零(こぼ)れた

 どうか 聞かないでほしい

 どうか 涙みたいに

 どうしようもなく流れて渇きますように

 

 廉君・海人君・岩橋君に出会えて良かった、なんてそんな簡単なもので片付けられるものはない。

 

 悲しんでも・・・悲しんでも・・・いっそのこと全てなかったことになればいいのに・・・。

 

 

 歌詞全体には、【 涙 】や、涙の比喩だろうと思われる【 雨傘 】【 rain雨 】。

 

 これが随所に入っていて、特に最後に【 雨 】と【 rain  】で締めくくるあたりに

 

 悲しみを抱えているのかな?、と思ってしまった。

 

 

 キンプリの最後の最後までステージで涙を見せず、笑顔で通した神宮寺君。

 

 それでも、顔で笑って心で泣いて・・・まさにそうだったのだろう。

 

 歌番組出演での満面の笑顔を見た時、

 

 「 これでもう芸能から身を引こう、

 

 キンプリでいるうちは笑顔でいよう、

 

 後悔のないように駆け抜けよう 」

 

 そんな覚悟を持っていたように思った。

 

 「これから先メンバーがこの先1人でも退所するという話が出たときに、自分も対処させていただく」

 

 と言っていたのだから。

 

 だって岩橋君の事もありそれでも辛かっただろうに、数年で立て続きの脱退・・・。

 

 それでも、神様は

 

 「 まだ辞めてはダメだよ、あなたたちを必要としている人が沢山いるよ 」と、

 

 三人で活動できる新たな場所を用意してくれた。

 

 

 

 ここまで葛藤や苦しみ・悲しみを歌詞に込めている。

 

 あまりにも人の気持ちが分かりすぎ、優しすぎ、寄り添いすぎる神宮寺君。

 

 ある占いでも言っていたが他人軸で人に尽くし自分の事は二の次、三の次。

 

 そしてさそり座でもあるので、表面には出さないが心の中は感情は激しいものを持っている。

 

 だから悲しみも人一倍深いのかも知れない。

 

 何かで聞いたが事があったが、「 眠れない事があった 」と言っていた。

 

 人を助ける事は得意としても、人に自分の悩みを相談したりしないと聞いている。

 

 そういう所は、不器用なのだろう。

 

 歌詞の通りで一人の夜、まさに悩み考えだしたらきりがなく、

 

 気づいたら朝になっていたなんて事が多々あったのではないか。

 

 まだ平野君や岸君は分かり易いが神宮寺君の気持ちを知る機会が無かった。

 

 性格なのだろうけどそこまで顔にも言葉にもあまり出さないので、この曲で彼の思いが知れて良かった。

 

 曲思いを込める、それでいいと思うよ。

 

 少しでも楽になって欲しい、無理しないで欲しい、少しでいいから甘えて欲しい、とファンは思っている。

 

 Be on your side。

 

 

  今回のアルバム、リード曲は【 BON 】で曲調も強気ではあるが、

 

 この【 夢の続き 】を最後に持ってくるあたり大きな意味があるのではないかと思った。

 

 神宮寺君プロデュースの曲だが、収録する順番は皆で決めたはずだし、

 

 3人で歌っているのだから、神宮寺君の思いは皆で共有していると思う。

 

 

 3人で夢を追いかけているように見えるけど、廉君も海人君も岩橋君の思いも背負っての海外。

 

 そんな風に思った。