今回の夏の旅行を通じて、つくづく人の感性とはそれぞれだと思った。
沖縄行きのホテルの予約はママさん一家にお任せだったのだが、予約が遅くてコネクトルームが取れず、フォースルームで我慢してねと言われた・・・
部屋は確かに広く、シングルベッド3台が横並びにされてて、さらにサンルームにエキストラベッドが設えてあった。
ちびっ子は、「僕は身体も小さいし、独りで眠るからここ」とさっさとサンルームに行って自分の荷物をほどき・・・
私は老人なので、夜中のトイレの心配もありバスルームに一番近いベッドを陣取り・・・
必然的に真ん中がママさん、その隣にパパさんとそれぞれの陣地が決まったわけだが・・・・
まあ、この一家のおおらかさには驚くやら、呆れるやらカルチャーショックでしたわ~
今まで、一緒に旅する時には2ベッドルームだったのでそれほど気づかなかったのだけど整理整頓が出来ない人が1名ほど
ちびっ子は幼稚園や学校、加えてあのお方からも厳しく躾けられているので、自分のスペースはとても奇麗に保っていたが・・
問題は・・・パパさんだよ
ダイニングテーブルの上に無数に広げられた私物たち・・・
床にもゴロゴロと色々な物が置きっぱなし・・
私は足元が危ない!これではお茶も飲めない!!と、片付けて回っておりましたが、ママさんもちびっ子も慣れた様子で荷物をひょいとまたいで何事もないように過ごしておりました
ママさんに「いつもこうなの?」と訊いたら、「自宅では公共の場所に私物を汚く置いたら捨てる」というルールがあるけど、基本的にパパが帰って来るとこんな感じなの書斎の方はものすごい事になっているのよ~とのこと。
新婚当初から何度も注意し続けたが、ある日のこと「僕の育った家や姉の家に比べたらこの状況はかなり綺麗なんだ~!!」と彼は叫んだらしい
彼は彼なりにかなり懸命に綺麗にしているつもりだったのね・・・
その日以降、ママさんはこれが彼の整理整頓の限界なんだと考えるようになったそうだよ。
そう言えば、ママさんと交際中に突然忘れ物を家に届けに来てくれたことがあり、「おあがりください」と家に入ってもらった事があったのだけど、その時に「突然お邪魔したのにホテルの様に綺麗ですね」とかなんとか言っていたな・・・
お世辞かと思っていたが・・・そう言う事か
私にはママさんのように寛大に汚部屋を許すことは出来ないわ~
この一件で、私はつくづく結婚生活には向かないと思い知りましたとさ