私という細胞父が退院して帰ってきたというのに私はちっとも嬉しくない父とは不仲今に始まったことではないずっと昔から自己中で我儘で酒乱外面が良くて内弁慶どれだけ母が傷つき泣いてきたかそれを見てきた私そりゃおかしくなるよな普通を装ってるけど嫌いな父と可哀想な母から分けてもらった細胞私の心は意外と薄情優しそうにしてるだけ私ってへんてこだな笑ってしまう楽しいことを考えよう美味しいものを食べよう血を分けてもらったとしても私は私なんだから