こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。

今日は、思い出語りです。実現しなかった幻のファースト着物と、実際のファースト着物について(幼少期の着物はのぞきますよ、覚えていますけど)。

私は根っからの着物好きで、高校生の時から母の買う「美しいキモノ」をしっかりと読み込んでました。付下げと訪問着の違いも知っていたし、国立大学に合格したら大島紬を買ってね(経済的に親孝行だから😊)などという娘でしたよ。

 

ある日、母が展示会で気に入った着物があったようで、学校の帰りに見てきたらというんです。それで帰りに一人で寄ってその着物を見ました。錆朱とターコイズブルーという斬新でしぶーい配色の型染(古都の風景でした)の作家ものの小紋でした。帰って母に、うーんあれは渋すぎるんじゃない?35歳位の雰囲気だよ、と。母はそうかなー?白い綴れの帯なんかしたら初釜でも着られそうよ、と残念そうでした。今の感覚なら43歳くらいでしょうか。きっと自分が着てみたかったんだと思います。お値段も立派なものでした。(後に出てくる千總の小紋の1.7倍!)

その思い出があったからか、リサイクルで買ったのがこの着物です。

角田智造作、本藍型染小紋です(シンエイで)。色がすこーし違うので思い出して、手近な岩絵の具で再現してみました。脳内変換して想像してくださいね(笑)。

余り変わらないかも??とにかく錆朱です。上の着物は臙脂がかった赤。

 

さて、無事に大学生になりお正月に着物でもと買ってもらった実際のファースト着物がこちらです。千總の何枚も型を使った小紋です。扇面流しで、地紋は流水です。

これも百貨店の展示会で見つけたのですが、この時は母娘の意見が一致!購入することに。何回も着ましたし、娘も一度着て気に入ってるようです😂

当時の合わせ方ですから八掛が少し派手ですね。年がばれますが、まだ胴裏の黄ばみ防止加工が出る前で黄ばんでます。きちんとして八掛も今風の色に抑えて娘に渡したいなー、なんて思う私ですが(泣)

 

そして、お正月に着てとても濃い親戚の家に見せに行きましたよ。とても褒めて貰いました。年上の従姉妹がそこには四人もいるんです。伯母は帯が少し弱いわね、と。母もそう思っていたみたいで、ほらーもうひとつのにすればよかったと悔やんでました。そんな感じで、着物の道を歩き始めた私ですが、大いに鍛えられましたよ。

でも、この後母は私の目を信用したのかぜーんぶ私に選ばせてくれました。振袖も、大島も!それは少しはどうでもいいのも買いましたが、ごく僅かです!(何を、偉そうに、ねー(笑))おいおい、ネタがない時にお付き合いくださいませ。

では、また。お読みいただきありがとうございました。

 

 

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