(絵本作家) ササキサヤカの日記

必然とも


偶然とも


運ばれた命と共に


咲きほころう



ペタしてね



花今日 の一冊




それでもなお、人を愛しなさい


(著;ケント・Mキース) 


1968年、当時大学生だった著者が、高校生向けに
「逆説の10カ条」という小冊子を書き、それが、30年の年月を
かけて口づてて、インターネットで本人も知らない間に、ゆっくり
と広まり、世界中で読まれるようになった本だということです。
マザーテレサも感動し引用したといわれる、人が人として生きる
意味、智慧を教えてくれる本です。

この「逆説の10カ条」は、著者のこんな思いから書かれました。

「1つの挑戦として書いてみたのです。
 その挑戦とは、仮に他の人たちがそれを良いこととして評価して
 くれなくても、正しいことを、良いことを、真実であることを
 常に実行してみませんかという挑戦です。
 この世界をより住みやすい場所にするという仕事は、他人の拍手
 喝采に依存できるものではありません。何が何でもそのための
 努力を続けなければなりません。
 なぜなら、あなたがそれをしなければ、この世界でなされるべき
 ことの多くは永久に達成されないからです」


その「逆説の10カ条」とは…

 1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
   それでもなお、人を愛しなさい。


 2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだ
   と人に責められるだろう。
   それでもなお、良いことをしなさい。


 3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
   それでもなお、成功しなさい。


 4.今日の善行は明日になれば忘れ去られてしまうだろう。
   それでもなお、良いことをしなさい。


 5.正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
   それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

 6.最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった
   最も小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。
   それでもなお、大きな考えを持ちなさい。


 7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていか
   ない。
   それでもなお、弱者のために戦いなさい。


 8.何年もかけて築いたものが、一夜にして崩れさるかもしれ
   ない。
   それでもなお、築きあげなさい。


 9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を
   差し伸べると攻撃されるかもしれない。
   それでもなお、人を助けなさい。


 10. 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい
   仕打ちを受けるかもしれない。
   それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。



○今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
 それでもなお、良いことをしなさい。

 正しいこと、良いこと、真実のことを実行すれば、
 あなたにはそれがわかるでしょう。
 あなたはそれを忘れないでしょう。
 人生を生きるうえであなたが必要とする意味は
 それだけで十分なのです。

 確かに、あなたの良い行いの中には、
 人に認めてもらえないものもあるでしょう。
 しかし、そうして認めてもらった立派な仕事ですら、
 多くの場合、忘れられてしまうものです。

 大切なことは、誰かが覚えているかどうかではありません。
 大切なことは、人間としてのあなたが
 どんな人なのかということです。
 重要なことは人生をどう生きるかです。
 誠実に、寛大に生きている限り、
 他人がそれを知っているかとか、
 覚えているかということは、
 問題ではありません。

 
良いことをする、ただそれだけで十分です。
 誰かの力になることができた、
 あなたの組織を改善することができたと
 知っているだけで十分なのです。 



○争いでいっぱいなこの世界では、
 自分の周りに防壁をつくり、鎧に身を固めて
 行動したくなるのも無理はありません。
 しかし、これには問題があります。

 鎧はあなたを守ってくれますが、
 同時に、あなたを閉じこめてしまいます。
 成長できるとしても限界があって、
 その限度以上に成長したければ
 鎧を脱がなければなりません。

 いったん鎧を脱いでしまうと、あなたは無防備になります。
 しかし、その無防備さと共に成長する自由がやってきます。

 こうして、人間としての成長や
 職業人としての成長が楽しめるようになると、
 鎧はもはや必要でないことを発見するでしょう。
 あなたの強さは鎧からくるのではなく、
 あなたの内面からくるのです。



○人がお互いのためにできる最善のこととは、
 さりげないことなのかもしれません。
 毎日の生活を共にしていく中で、
 思わず唇に微笑みをもたらしてくれるようなささやかなこと、
 元気づけてくれるさりげないことが最高のプレゼントです。

 良いこととというのは、
 ときには、常識的で礼儀正しさだったり、
 思いやりのある行動であったりもします。(略)

 時には、ほんのささやかなことが
 非常に大きな違いを生み出すのです。
 ですから、
 新聞売り場のおばさんに微笑みを投げかけてください。
 会社の建物の中に荷物を運び入れている人がいたら、
 手を貸してあげてください。
 教会での打合せが終わったら、一番に立ち上がって
 椅子を片づける人になってください。

 誰もそのことに気づかないかもしれません。
 気がついても、誰もそれを覚えていないかもしれません。
 しかし、そういうささやかなことでも積もり積もって、
 他の人の人生を幸せにするのに役立つのです。

 それが良いことだというただそれだけを理由にして、
 良いことをしてください。



にへ今日の言葉



「続けていれば 本編は必ず始まるのだ。」 


                       ( 温水洋一 )



にゃ今日の心理学



              

                ~間をあけて伝える~


何かを伝えたい時、沈黙が何より効果があったりします。

付き合い出しても全然好きって言ってくれない相手に不満を持ったりする時もあります。でも人って矛盾してて大事な話を聞く時、ストレートに言われるよりなかなか言わない方が信用する可能性が高い。

好きだって何度言っても信じてもらえなかったり、「何を企んでるんだ?」なんて不信がられる事だってあります。

でも恥ずかしそうにモジモジと好きだって言われれば信じちゃうでしょ?

はっきり言う言葉は心に届かなかったりします。

浮気の追及だってそう。見つけてすぐストレートに浮気を責めたって相手は「バレちゃった、ヤバいなぁ」位にしか思いません。

実は…って感じで間を置いて落ち着いて話す方が反省してくれるもの。

恋人に好き?って言われて即好きって答えるより、その場は黙ってて帰り際とかに好きだって言う方が信用性もあるし喜んでくれます。

告白するにしても同じ。即、好きだって言うより少し間を置いて好きだって伝えた方が真実味があります。

「間」が大切。だからってあまりにも勿体つけると逃げられちゃいますので注意☆