新年あけましておめでとうございます。

 

私の拙い乱文を読んでくださる皆様方、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

 

何とか穏やかに年越しができたなぁなんて思った途端、能登の地震。羽田空港での事故。被害者や、そのご家族の皆様にはとても穏やかに新年をなんて心境ではないでしょうし、どうかこれ以上被害が広がらずに悲しい思いをする人が増えませんようにと思うばかりです。

 

さてタイトルですが、昨年末に年内最後の治療に行ってきました。

ことの経緯は後々書くとして、私が担当医師への信頼が薄らいでしまった一言がありました。

 

「KOKOKARUさんの言っていることをその通りにしたら、僕の患者さんは全て障害者になってしまう。」

 

この一言で私の心はどん底に落ち生きる気力さえ失ってしまいまして、本来なら年末のご挨拶も、新年のご挨拶もきちんとしようと思っていたのにそれどころではなくなっていました。

 

ことの始まりは・・・不景気により家計が苦しくなり(主人の給料がダウンしおまけにボーナスもカットされてしまった)障害年金をいただきたいと思ったことがきっかけでした。

それまで散々、在宅でできそうな仕事や、内職など探しては申し込んできましたが、年齢の壁でしょうか。面接さえ受けさせてもらえませんでした。内職も「自分で取りに来るならありますよ」と。

2Lのペトボトル持って2階の自室に行くのにもフニャフニャなのに10kg近くある製品が入った段ボールをあげるのは不可能なのでこちらも諦めました。

 

限度額を持ってしても毎月の医療費、薬代金が嵩みます。

そのために夫婦で言い争うことも多くなり・・・(いっそのこと離婚して生活保護で暮らした方が良いのかな・・・。)とまで考えました。

 

でも離婚する前にもう少しできることはないのかと思っていたところ娘から「障害年金を申請したら良いじゃない!年金払っているのになんで使える制度を使わないの?」と言われ・・・でも何から始めて良いかわからずとりあえずネットで調べて近隣の年金事務所に行って相談することにしました。

 

行くたびに担当者が毎回変わり、1から同じことを何回も話さなければいけないということにうんざりしました。でも、結局は医師から現在の状況を示す診断書をとってくれば良いんでしょ?と私なりに解釈し、件の年内最後の診察の時に言ったんです。

 

「かくかくしかじか・・・・そう言うわけで診断書をいただきたいのです。書いていただけますか?」

 

私が医師に言ったのはたったこれだけでしたが、医師からの返答は冒頭の障害者発言になったのです。

 

(え?私、障害者認定してくださいと言ったわけじゃない。障害年金を申請したいので所定の用紙に診断書を記入していただきたいと思っただけなんですけどチーンチーンチーン

 

私が勘違いされるような言い方をしたのでしょうか・・・。

その後、少しだけですがパニックになってしまってどうしたら良いかわからず院内のエントランスをうろうろしたり、主人に電話をしたり自分を取り戻すのに必死でした。

それを見ていた他の科の看護師さんが私のADHD ASDの事情を理解してくれて治療の前にソーシャルワーカーと精神科の担当医をその場に呼んでもらえました。

 

話を聞いてもらい落ち着いたので治療を受けて帰ってきましたが、精神科の先生とソーシャルワーカーの前で

 

「もう年金事務所の相談に4ヶ月も通ってます。いくたびに違うことを言われます。もらえるとかもらえないとか・・・。あげく先生に診断書をお願いしたら、事実しか書けない。KOKOKARUさんの言う通りにしたら僕の受け持ち患者全員障害者になってしまうといわれましたっ!私どうしたらいいですか?両足切断したらもらえますか?目玉くりぬいたら認定されますか?もっと瀕死の状態にならないと診断書はもらえませんか?先生のポケットマネーから払ってもらうわけじゃないのに???どうして?」

 

って大泣きしました。

帰宅してから主人と話し合い、次回(今週の木曜日)に有給を取ってもらい一緒についてきてもらうことになりました。障害年金は自力での申請は私の精神的、身体的にこれ以上は無理と言うことで社労士の先生にお願いすることにしました。

 

後からソーシャルワーカーの先生が言うには「○○先生・・・こう言うの書き慣れてないと言ってまして・・・どうしたら良いんだかわからなかったそうです。私が間に立ちますから・・・。」と言われましたポーンポーンポーン

 

え?腫瘍内科主任なのに診断書の記入が慣れてないなんてことあるのかしら???

 

社労士の先生曰く私の通っているような大きな総合病院の先生に特にありがちらしいのですが、私は自身の病状より見た目はニコニコしてるし声には張りがあるし、とても重病人には見えない。

なんでもできている軽症だと思われているんだろうね。特に大きい病院は、緩和病棟の寝たきりの患者さんと比較されて軽く見られることが多いんだそう。

 

私は自分を悲劇のヒロインにするのはあまり好きじゃないけど・・・。

 

先生?先生が私に言ったこと覚えていますか?

 

「KOKOKARUさんの抗がん剤治療は根治を目指すものではなくあくまで延命治療です。ご自身が思っているほど長くは生きられないかもしれません。余命をお聞きになりたいですか?」

自分の終焉を人に決められるのはまっぴらごめんなので、全力で拒否しましたけど・・・私軽症患者じゃないんですよね?

もう少し患者に寄り添ってくれる先生だと思ってました。診断書は外科の先生に書いてもらおうか考え中です。

 

経験のある方に色々お聞きしたいなぁ・・・。命が尽きるのが先か年金もらうのが先かなんて考えたくないなぁ・・・。