いかがお過ごしですか?

やこゆかですメガネ

 

糖尿病はその成因によって

分類されることをご存じですか?

 

糖尿病と糖代謝異常の成因分類は

  • 1型
  • 2型
  • その他の特定機序、疾患によるもの
  • 妊娠糖尿病(糖代謝異常)

今回は、

”その他の特定機序、疾患によるもの”のうち

ステロイド糖尿病についてです上差し

 

治療のために使われるステロイド剤により

インスリンが効きにくくなったり

肝臓からの糖の放出が亢進されるために

血糖値があがると言われているものです鉛筆

 

やこゆかの経歴上…

糖尿病看護に携わっていた場所が

総合病院の糖尿病科病棟と

地域の糖尿病クリニック…

 

ステロイド糖尿病の診断の瞬間に

立ち会うことは、ほとんどありませんでした

 

 

 

記憶をたどると

ステロイド糖尿病として

私が関わっていたケースは

ステロイド治療している病院の糖尿病科で

診断を受けて、すでに糖尿病治療を

開始している方や、

寛解された方のフォローなどでした

 

 

紹介状をお持ちでない新規の方が
クリニックにお見えになった時

過去にステロイド治療があれば、

ステロイドが影響した可能性も

否定はできないが、という前置きのもと

その時の状況に応じた治療となりますし

 

ご自身が過去にステロイド治療を受けたと

認識していない場合もあったりで…

 

ステロイド治療終了後も

血糖値が戻らなかった方が

2型糖尿病として治療していることも

あると思います

そのような意味で

経過が曖昧になっているケースでは

2型糖尿病の中に隠れている

可能性はあります

 

始まりは違えど、やるべきことは 

 

血糖値をコントロールして

合併症を防ぐことは同じです

 

ステロイド治療するならば

血糖値の変動を確認しながら

治療することが、ほぼ常識になり

早期発見できるようにもなっています

 

ひと昔前の治療は

ステロイド治療で上がっている血糖値には

インスリン注射でした

(今は経口薬でも対応)

 

クリニックに紹介される方も

食後に上がる血糖値に対して

インスリンで治療されていて

ステロイド剤の量の変化による

血糖値の変動に合わせて

インスリン量を調整するのに

紹介されるケースでした

 

 

 

注意することは… 

 

ステロイド治療が必要な疾患の

状態に合わせること

 

日常生活での糖尿病の管理は

2型糖尿病のそれと同じく必要ですが

 

ステロイド治療が必要な疾患で

運動が難しい場合もあったり

食事のルールがある場合もあるでしょう

 

院長がいつも言っていたのは

「血糖値はなんとでも調整するから

必要な治療をしっかり受けること」

 

 

同時に治療するというのは

気持ちが簡単ではありません…

頑張って治療しているのに

糖尿病になったと思うと

この気持ちをどこに向けたら良いのか…

 

 

でも、どちらの主治医とも

しっかりコミュニケーションを

とることです

これまで治療してきた疾患の治療と

糖尿病の治療をつなぐのは自分

(病院が別々の場合ですが…)

 

①受診日までの治療の変更点

②今後の全体的な見通し

③いつから何㎎に変更など

 具体的に決まっている予定

④治療中に気づいた症状など

 

対面すると緊張するようであれば

メモに書いて教えていただけると

助かります

先生も必ず確認すると思います

 

「血糖値はこっちで何とかしてもらうから

ステロイドどんどん使ってよ~って

あっちに言ってきたよ~」と

 

「あっち」「こっち」と

話してくれた方もいたなぁと

思い出しています。

 

 

 

糖尿病が先の場合も 

 

糖尿病治療中にステロイド治療が

開始になることも多々あります

 

その場合も

普段の診察室での会話にプラスして

上記①~④などなどを教えて下さい

 

 

ステロイド治療中は血糖値が高くなり

採血データをグラフ化すると

この時にステロイド治療開始だったね、と

ハッキリわかります

 

糖尿病のある方もステロイド治療が終わると

血糖値はステロイド使用前に戻りますので

ステロイド糖尿病であれば尚更

はっきりとわかることでしょう

 

「ステロイド糖尿病」は

治療している病気と糖尿病の組み合わせ

使用している薬の量や期間

ご本人の年齢

病状などが多岐にわたるため

自分に合う情報のピックアップが難しく

苦労されることと思います

 

だからこそ

自分が納得できるように

主治医にしっかり質問することも

とっても大切です

 

 

長くなりましたが、

この記事を書かせていただき

ありがとうございましたニコニコ

 

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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