こんにちは やこゆかです☆
糖尿病と診断されたし
「よ~し、ガシガシ運動するぞぉ‼」
やる気は充分‼
でも、ちょっとだけ待って下さいね。
運動療法すぐ開始しない理由
散歩など、これまでやってきたことで
気分転換は良いのですが、何か新しく始めよう、
という場合は少しお待ちください。
糖尿病の合併症がどれくらい起きているか
チェックを受けて、結果を聞きましょう。
チェックすることは
・血糖値が高すぎないか
・尿中にケトン体が出ていないか
・糖尿病網膜症の程度
・糖尿病腎症の程度
・足の感覚異常の程度
・糖尿病による足の壊疽の有無
・心臓の病気の有無
・急性感染症の有無
・血圧が高すぎないか
運動療法もやみくもにやれば良いのではなく
どのような運動をどれくらいやるか
医師に確認すると良いですね。
運動療法が体に害になる可能性
運動療法に適した時期かどうかチェックせずに
開始することで、かえって体に負担になることも
あります。
例えば①
血糖値が高すぎたり、
尿中にケトン体が出ていたりする場合…
運動療法よりもガッチリ薬物療法が必要です。
「糖毒性解除」が優先になります。
糖毒性については、またのちほど。
例えば②
目の合併症である網膜症で、
新しい眼底出血がある場合…
運動により出血を拡大してしまうことになります。
また、出血しやすい脆い血管が
もじゃもじゃ出てきてしまうことも…
例えば③
腎臓の合併症である腎症で
腎不全の状態にある場合…
疲労を伴うほどの運動は、腎臓に負担を
かけることになります。
ひと昔前に比べると、腎症があっても
運動はできるようになっていますが、
種類や強度を工夫したほうが効果的です。
腎症の程度は、尿中にタンパク質が
出ているかどうか。
タンパク質が出ていない時期は、
アルブミンがどれくらい出ているかで判断します。
腎臓の中の糸球体という場所が
1分間にどれくらいの血液をろ過できるのかという
腎臓の機能を表す指標で判定していきます。
医師は、尿中のタンパク質が
糖尿病の合併症由来であるか否かも
総合的にみて判断します。
例えば④
これは、私が出会った中では少数ですが
足先が壊死していても気づいていない場合。
運動よりも、足の治療が先です。
医療機関で治療して、患部の保護が優先!
神経の合併症で感覚異常をきたしている場合
足の感覚がなく、傷ついていても、痛みが
わかりません。
自分では、少し前に足の爪切りをしただけ…
おそらく深爪してしまった部分が傷になり
感染をおこしていたのかもしれません…
目の合併症もあって見えずらい場合には、
自分の足先が黒くなっていることに気づかない…
糖尿病の怖さは…
初めて診断されたからと言って
糖尿病が始まってすぐとは限らないということ。
体ではすでに糖尿病が始まっていて、
病院で診断された時はすでに、10年くらい
経過した後だったということもあるのが糖尿病。
血糖値が高いまま10年経過していれば
合併症が起きていてもおかしくありません。
運動療法を始める前に、しっかりチェックしましょう。
次回【糖尿病で間食 絶対ダメ?】
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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