外出の前に、「桃の節句」なので、「雛祭り」を唄いまして…
いざ、銭湯です!
「皆が入るのに、脱ぐのかな?」
「そりゃあ、風呂ですから!それに、今は人も居ませんよ。
二人で貸し切りの様にのんびり出来そうです」
先ずは掛け湯をしまして…
色んな風呂が有るので、それぞれ入ってみました。
「ふう。もうあったまって来たぞ」
「この電気風呂!画期的だね。うちにも欲しいな」
「だ、大丈夫ですか!?」
「…一寸、びりびりする」
意外に、新しい物に興味深々ですね…
一旦湯から出まして、お背中をお流ししました。
「よし。今度は僕が流そうか」
「で、出来るんですか!?」
「……出来るよ」
立場として僕は遠慮しましたが、
うっかり呟いた一言で蒼磨様が一寸不機嫌に為られたので、お任せしました。
一寸くすぐったくて笑いそうになるのを堪えましたが、
嬉しかったです。
さて、さっぱりした処で、もうひと風呂。此処は個別に入るようです。
「正崇その湯の色は何?」
「…蜜柑ではないでしょうか?」「蜜柑か…」
お次は露天風呂。
「……ふう。そろそろ出ようか」「はい!」
「いや、好いものだね銭湯も。家の風呂より温まる」「……」
「なんで逆上せるまで我慢してたんだ!」「すみません、ふい~~」
「有り難う、正崇。お陰で面白い寄稿文が書けそうだよ」
「好かった!!頑張って下さい!」
只、一つ、僕が逆上せてひっくり返った事は書かないで頂きたいなあ…