①重用
「じゅうよう」という読みは消えた。ちょうよう。
②荒げる
「あららげる」という読みは消え「あらげる」。
③漏洩
漏泄(ろうえい)。洩はセツと読んでもれる意。しかし、曳(エイ)の音に間違われ、漏洩(ロウエイ)に。
④白夜
もはや「はくや」の読みは消えた。
⑤矜恃
衿(キン)に間違われキンジが慣用らしいが、慣用音として定着していない。矜恃(きょうじ)=プライドである。
⑥見参
これももはや「けんざん」が主流。
⑦続柄
「つづきがら」よりも「ゾクガラ」が主流。
⑧杜撰
「ずさん」。「とさん」とも読むがやはり「ずさん」が一般的。
⑨施術
「せじゅつ」が主流。
⑩洗浄
「洗滌(せんじょう)」の書き替え。
⑪垂涎
涎の音符「延(えん)からの誤用だが、どちらかというと、やはり「すいぜん」。
⑫由緒
「ゆいしょ」が主流。
⑬緒言
「しょげん」が主流。
⑭言質
質はチで贄(にえ)。やはり「ゲンチ」が一般的。
截然
「さいぜん」の読みは、裁、栽からの誤用だが、截(セツ)と読むべき。
口腔
「こうくう」の読みは、空(くう)からの誤用。漢検では不正解。医療現場では「こうくう」が主流になりつつあると聞くが一般的ではない。
憧憬
「どうけい」は童(ドウ)からの誤用だがすでに「しょうけい」より一般的。しかし、鐘(ショウ)、撞(ショウ)など、旁「重」のショウ読みは多い。