One On One

One On One

漢検一級の勉強。過去問題を取り上げています。
指定ないものは1級問題。
日々の出来事などについてはその都度削除。

05-③ 近時、イッセキガンを具する人を見ない。(準1)

一隻眼

 

ものごとを見抜く見識。

 

01-③ 和親を唱うるものは主君と二三の近親無勢力のカツガン者のみ。(準1)

活眼

 

03-③ 紛れもなく(  )眼の士であった。(準1)

25-① グガンの人にしてこれを読まば、その興情(きょうじょう)も深からんこと他の経書をよみ、…。

「小説神髄・坪内逍遥」

具眼

 

物事の善悪を見分ける眼を持っていること。眼が具(そな)わる。

なぜか愚頑とか間違ってしまう。が中国語にはあるらしいメラメラ

 

眼とはただ物を見るだけにあるのではない。引伸され物事を見極める能力の意。

 

01-③故事には「伯楽」を書かせる問題があったが、伯楽も良い馬を見分ける眼識があったわけで、問題として関連性がなくもない。

「伯楽」を書かせるのは簡単だが、「良楽」「王良」「相馬」とか言い出すとキリがない。正答率も限りなく悪くなるんで、出題者も出そうに出せんだろう。

04-③ コチョウの夢。(準1)

02-③   〃

27-② コチョウの夢の百年目。

25-③   〃

18-③   〃

胡蝶

蝴蝶

 

荘子の物化(ぶっか)

すべての物事が絶えず変化する

 

夢をみているかのように人生を生き、いまふと気づくと死が迫っていること。

現実と夢の区別がつかないこと。胡蝶の夢とは自他の区別を失い万物一体の境地。

 

思考実験のひとつに「水槽の中に漂う脳」brain in a vat というのがある。

肉体から取り出された脳が培養液の中にあり、無数のケーブルでコンピューターにつながれている。科学者はコンピューターを操作し電気パルスで脳に刺激を与え、あたかも肉体を持って感じているようなヴァーチャルな現実を(脳に)体験させている、というもの。わたしたちはマトリックスの外にいるか内にいるかを確かめるすべはないと哲学者デイヴィッド・J・チャルマーズはいう。

 

100年もの長いあいだ、自分が蝶になっていて、目が覚めて人間に戻ったら100年が経過していた。

 

蝶である必要はない。いま自分が自分である夢を見ているのかもしれない。それはおそろしくリアルに精巧にできている夢で、夢であることを気付かせるスキもないのである。

 

「われわれのこころは、脳内に現実の幻影をつくりだすことができる」

 

受動意識仮説によれば、意識は脳の中で「脳内の小人たち」が勝手に作りだしたものという。そこから自意識を決定する意思は実は幻想にすぎないと結論づける。


 
 

5年ぶり出題。

28-② 蔚薈たる叢林に歩み入る。

うつわい

林木薈蔚として煙雲掩映する。(成美堂11)

わいうつ

 

逆順トラップ笑。ひっかかったよ。

 

23-② 彪蔚を以てその響を文(かざ)る。

ひょううつ

ひゅううつ

 

【訳】ド派手にして音を響かせた。

 

準1級の問題だが1級レベル。彪とは、虎の縦縞とらっきー

薈蔚(わいうつ)

 

「うつ」はしげる。

薈(わい)は艹に会の旧字「會」。

07-③ 事の意外さにアゼンとした。(準1)

05-② 客の鉄面皮な所為にアゼンとした。

啞然

唖然

 

ショヨの条件からいかなる結果が導き出せるか。(未出)

所与

05-② ショキの目的を果たして帰投した。(準1)

30-② ショキの目的を達し帰艦の途に就く。

所期

28-② 客にショモウする品を伺う。(2級)

所望

 

「所のもの」つまり、モノの意で使われる所。

07-③ 剰え目下惰弱のヘイシュウ日に長じ、旧時の武士と雖(いえど)も、早已に之に違い、下流に沈溺せざる者甚だ希なり。(準1)

弊習

 

森有礼「教育論」

07-③ 坦夷 ⇔ けんそ(準1)

険阻

嶮岨

険岨

嶮阻

 

05-③ 峻険 ⇔ たんい

25-② 〃

坦夷

 

01-③ 坦夷 ⇔ けんしゅん

険峻

嶮峻

 

本試験型問題集(14)の険岨、一字訓読み

(16)の平坦の対義語、「けんそ」で出題されている。

07-③ 携え来った学資と生活費を賭博に消尽し既に嚢中(×納中)は無一文の有様だった。(準1)

 

ノウチュウの錐。

ノウチュウの物を探る。

囊中

 

探囊

はなはだたやすいたとえ。

 

錐脱

頴脱

 

27-② 文籍腹に満つと雖もイチノウの銭に如かず。

一嚢

23-③ 銃が重い、ハイノウが重い、脚が重い、

背嚢

21-② ノウチュウの錐。

18ー② 錐のノウチュウに処(お)るが若し。

嚢中


袋の中の錐(キリ)。すぐれた人物は目立つ。

07-③ かなな声音で御告げを宣べる。(準1)

23ー② かな空気に身が引き締まる。

19-③ かな空気が漂っている。

おごそか

 

29-① 会衆に荘重な口調で語りかけた。(2級)

10−② ソウチョウな口調で話す。

荘重

 

荘重は口調だけ?

 

29-⑤   荘重=げんしゅく

 

07-③ ジュウバを殺して狐狸を求む。(準1)

04-① 戎馬を殺してコリを求む。

28-③ ジュウバを殺して狐狸を求む。

25-② ジュウバを殺して狐狸を求む。

19-③ 戎馬を殺して狐狸を求む。

 

軍馬

天下に道無ければ戎馬郊に生ず。(老子)

 

小さな利益をあげるために、大きな損失をこうむるたとえ。

人は物事の本質を考えずに大事なものを失う。

 

小さな利益をもとめてかえって大きな損失をこうむるたとえ。

フォーカシング・イリュージョンの考え方。

物事の本質を見極めず、それ以外のものを求めようとする人間の本質をさす。

07-③ 天機セツロウすべからず。(準1)

02-② 〃

洩漏

泄漏  ←許容

 

26-③ テンキ洩漏(セツロウ)すべからず。

23-③ 〃(準1)

 

天機とは神だけが知っている秘密、そこから重大な機密。

準1で出題。1級からまた準1に。

 

30-①   軍の機密が漏◯洩した事件の背後に、

22-③ 軍の重要機密がロウエイする。(準1)

18ー②   入試問題のロウエイを防ぐ。(〃)

漏洩

漏泄 ←泄は1級配当

 

漏洩(ロウセツ)の慣用読み。誤用が慣用になった。

洩は音訓異義異読。

①セツ、もれる

②エイ、のびる

泄も音訓異義異読。

①セツ、もれる

②エイ