通り雨

 

 

卑屈になりすぎ笑うしかないのか

バランスとりすぎ崩れていくのか

自分だけは違うって思っていたいのか

思う壺にも言い訳するのか

 

頬を地面にくっつけたら

草木はデカくみずみずしくて

妖精だったころ

空でさえ仲間だった

 

カスはカスだと思うのならば

骨あるもんでありたいのならば

手を伸ばし触れ感じろ

惑わされるな

夜空仰ぎ見ろルナ

 

相対性という名の耐性

噓ばっか真っ赤っか

一体どうしたっていうのよ

クソばっか待ったって虚無

 

乱雑な運命占い適当なデフォルトで

つける醤油の濃度で血筋の潔白を図る

あああれはそうだったね

ああそれは滑稽だね

 

潮風の向こうにみえた

知らない土地の偶像の

希望は情報に変わり

その場で私情を呟く

 

似たような繰り返しを巻き返し

フィルム交換しようにも芯がない

平面は4ディメンション的不可逆性2次元

愛情を拒むな

仰ぎ見ろルナ

 

どうにでもなるさどうせ

阿保ばっか馬鹿ばっか

どうせどうにかなるなら

よりもっとよくなってやれ

 

かっこつけてそれっぽいの

安心するかい?

それよっか本音ってしまった時の

自分

いいね いいね いいね

 

言いくるめられた下衆にまみれた口上

箱庭内妄想

包括的内情

まあいいや

よくないこともよくあること

 

存在するすべての物には価値がある

そうだよね神様

 

死ぬほど嫌いだったことがあの日から好きになって

あんなにも夢中だったことはいつの日か忘れて

 

 

通り雨はもう虹の餌になりました