流行るのも早けりゃ、廃るのも早い、有象無象な世相に憂いを感じる今日この頃。



降り続い続いていた雨が上がり。



春の光が透明すぎたので、桜でも見ようかと。



つい最近知った都内の庭園、六義園にいってみた。



まさか東京のど真ん中、文京区駒込にずっとある由緒ただしい日本庭園。


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桜ばっかあるのだと思ってワクワク行ったら、桜はなんと名物のしだれ桜一本のみ。



他は様々な植物がモリモリ生えられ、きちんと手入れされた日本庭園。



都内のど真ん中にしては広い。

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都会のオアシス的な。



なんでも1702年に徳川綱吉にかわいがられていた柳沢吉保という大名によって作られ、関東大震災でも第二次世界大戦でも焼けず、ずっと残り続けた歴史深い庭園らしい。



頑張ってる庭なのである。



庭園の中に茶屋が何個もあって、茶を飲んだり、団子食ったりできる。



天気がいいのもあり、年配の皆様や、カップルの皆様がその辺座って弁当食ったりしていた。



春爛漫。



オレもお昼時で腹減ってたので我慢できず、団子を食った。



桜の前で。

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クルミ味噌が塗ってある団子。うまし。



名物のしだれ桜はまだまだ3分咲きだったが、流石に名物といわれるだけあって迫力があった。

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夜にはライトアップされて幻想的なしだれ桜が観れるらしい。



桜のピンクと空の水色のコントラストって毎年観ても飽きない。



桜も観たし、団子食ったら余計に腹が減ったので、六義園を後にした。



腹ごしらえを六義園の近くの鳥を食わせてくれる店ですませ、久々に坂道探訪する。



文京区にちゃんと来るのは何気に初めてだったので、タモリさんの坂道の本を片手に散策。



文京区は昔から文学な人や文化が多いらしい。



街もなんというか、洗練された歴史ある雰囲気。



大衆的であるが、下衆ではない。



そんな雰囲気が漂う街。



本郷通りをしばらく歩くと左手に駒込富士神社があった。

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富士山。



って堂々と書いてあるけど、江戸時代に富士信仰が流行った時に富士山遠いから手っ取り早く近所にそれ的な山作ってそこ登って富士山行った気になろうってな感じで作られた、つまり簡易的富士山である。



東京にはそんな簡易富士山が何個かある。



ハワイ遠いからハワイみたいな温泉作ろうぜ、的なノリだったんだろう。



それを神社にまで仕立て上げる根性には感服いたす。



そんなハワイアンズ的な富士神社にお参りして、本駒込駅の方に向かった。



本駒込駅界隈には寺がうじゃうじゃある。


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寺。

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寺。

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寺。

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寺だらけ。



こんなにたくさん寺があったらどこ行っていいか迷いそうである。



寺の多さも手伝ってか、なんとも昔情緒ある裏路地を歩いて行くと、

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土地が千駄木に変わる。





この辺りは夏目漱石や森鴎外など文豪も多く住んでいたらしく、その痕跡を見ることができる。


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夏目漱石旧家跡。



吾輩は猫である、の舞台になったのかしらん。



猫のオブジェが塀の上に。

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にゃんとも、粋である。



ここで、坊ちゃんや草枕なども書かれたのだそう。



森鴎外もここに住んでた事があるのだそう。



文豪ストレイキャッツ。



そして、この旧家跡地のそばに汐見坂という坂道がある。

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階段付き細め急勾配。



日本医大が近くにあり、路地裏感と医療感ハンパない坂道。



この坂を下るともろ千駄木。



段丘、段差、勾配、坂だらけのワンダーワールド。



昔から住んでらっしゃるであろう江戸っ子さん達の家が坂道に建ち並んでいた。

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こんな渋い階段坂がヨユーである。



激シブ文京区。

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写真が1ブログに15枚しかアップできないと初めて知り、後半へ続く。