生まれて初めて車椅子バスケをやった!
そして満を持してボールを手に取り、いざ車椅子バスケ!
以前、ラコスバーガーという幡ヶ谷にあるバーで知り合った齋藤信之さんという車椅子バスケの選手(今は顧問などもされてる)とバスケの話で盛り上がって。
齋藤さんもロックが好きで、仲良くなり、今度車椅子バスケの試合があるからおいでよ、と誘われた!
場所は北里大学。
齋藤さんの車に乗せていただいて、初めての相模原。
以前、2015年に北里大学獣医学部でライブをやった事がある。
獣医学部は青森だけど、今回は神奈川の相模原のキャンパス。
大学病院も付属したキレイで広いキャンパスだった。
キャンパス内を散策してたら軽音楽部らしき集まりがライブやってた。
初々しくて、みんな楽しそうでホクホクした。
そして体育館もキレイ!
バスケ経験者ならわかると思うが、あのダムダム音やバッシュのキュッキュッってなる音は中毒性がある。
試合は大学生のチームが6チーム?だったか、やってて、皆さん真剣でかつ楽しんでて、観ていてグッときた。
車椅子バスケのことは井上雄彦さんの「リアル」を読んでて知ってたし、テレビでも観たことはあった。
しかし聞くと見るとは違うが如し。
何しろ初めて車椅子バスケを生で観たので、そのスピードや音やアグレッシブさに驚かされた。
こんなにガッチンガッチンやって怪我しねーのかよォォォ…、とハラハラした。
なんと女の子も混ざってて、男勝りにやってるし!
ていうか、今回のプレイヤーは健常の方が多いらしい。
障害を持った方ももちろんいるのだが、車椅子バスケはフツーのバスケと違い、車椅子に座った時からが初心者だから、経験があってもなくても、さほど変わらないスタート地点に立てる。
そのため、バスケをやったことのない健常者も「車椅子というツールを使ってバスケをやる」的なノリで初めれるのだそう。
なるほど。
だから男女混合もできるのか。
障害のある方はより大変な努力が必要なのだろうけれど、それでも障害者も健常者もある程度平等な立ち位置にしてしまう車椅子バスケ。
車椅子をスポーツのツールとしてとらえる、か。
面白い発想。
それは実際にやってみるとわかった。
初めて車椅子に乗った!しかもバスケ用の車椅子!
軽いハンドルさばきでスイスイクリクリ動く!
スピードも速い。
最初はチグハグでなんとも動かせなかったけど、しばらくやってるとコツを掴んで少しだけのりこなせるようになる。
そして満を持してボールを手に取り、いざ車椅子バスケ!
やってみると、まるでスケボーしながらバスケしてるみたいな。
それに近い感覚。(スケボーしながらバスケしたことねーけど)
しかし座ってるから、シュートしてもボールがリングにかすりもしない。
学生さんはホイホイとシュート簡単に打っていたというのに!
女の子でさえスゴい動きやシュートしてたのに!
ヘロヘロな自分の不甲斐なさで負けず嫌いに火がついて、しばらく練習。
すると最初まったくできなかったのが、シュートくらいできるようになった。
一応わしバスケ経験者。
カメラ回して、上手い学生さんにパスをもらって、シュートっス!
なんと一発でうまくいって興奮したっス!
これは楽しい。
車椅子動かすだけでも結構ハマるし。
ちゃんと練習したら相当キツイんだろうけど、
障害を持った方もそうでない方も分け隔てなく楽しめる、素晴らしいスポーツだと思った。
フツーのバスケとは違ったこだわりとか奥深さとかあって、それでもバスケはバスケで、誰でも楽しめるスポーツ。
車椅子という制限があるからこそ、平等に楽しめるスポーツ。
パラリンピックも東京であるし、注目度はより高まるだろう。
久々にバスケしたし。
本当にいい経験になった!
いやー、バスケットボールって、車椅子でも楽しめて、本当にいいものですね。
氏原ワタル