札幌の円山動物園で生まれて初めて本物の"ホッキョクグマ"を見た。
想像以上にでっかくて、朝日を浴びて白い息を吐き、独特の図太い声を「ゴッ、ゴッ」と出しながら頭を左右に振って広い檻の中をただブラブラ徘徊している姿が妙に生々しかった。
野生のシロクマは２頭に１頭は過酷な大自然の環境の中で死んでしまうんだって。
こんな夜、遠く寒いどこか。
息をひそめ、この瞬間にも"生きている"シロクマを想像する。
でもね、おれたちだってそれぞれ色々あるんだよ。
明日のことなんか本当、全然わからないしさ。
ただ、なんだろう、、お母ちゃんがおぎゃーってこの世界に生んでくれたからには胸を張って生きたいな。
どうせならたくさんの景色を見てみたい。たくさん笑っていたい。
勝手で都合がいい話かもしれないけれど。
おれ、思うんだ
野生のシロクマがお腹いっぱいアザラシを食べる夢を今、見ているとしたら？
おれの夢は？君の夢は？