今日の帰り道に
振り返れば


満月が出ていました



そして思い出したのは
私が大学時代からお世話になっている
フランス語の先生のフランス歌曲の解釈のレッスンで

ヴェルレーヌの「艶やかな宴」という詩集からの
フォーレの歌曲
“マンドリン”と“月の光”についてのこと


中世の仮面劇の登場人物たちが
男も女も人生における駆け引きや
恋のやりとりの数々を繰り広げ
そこに描かれる人々の
真剣で残酷な人間性溢れる行いと
それを俯瞰するように
青白い光で月が照らしだす…

この詩のもつ映画的な視覚の移動を
フォーレはシンプルな音楽に
表現しきっている…



今週末に”マンドリン”を歌うので

雨の予報だったのに
こんなに美しい満月に会えて

本当にタイムリーな夜でした♪



そして私たちの事もきっと
見ているのだろうなぁ....

ciz.