ある日お仕事で日本橋に行った時に
コレド室町にて『箔座日本橋』
という金沢伝統箔のお店に
ふらりと立ち寄りました



金箔というとおもに
アクセサリーの表面や
お菓子の飾りでみかけますよね


私は昔むかし
亡き祖父からお土産として
金箔のキーホルダーを貰ったものを
いまだに手を付けず持っており
食用にすると
身体にどういう作用があるのかを
尋ねたりしておりました


ちなみに…
人体では消化されないので
身体の余分な成分を吸着しながら
排泄する作用がある

とのことです





さて

そこには
ただ見ているだけでも素晴らしい
金箔の見本がありました


そしてなかでも

「純金プラチナ箔久遠色」

という名前の金箔に
心を奪われてしまいました…



{9D25EB51-113C-4022-A479-6A7C901CA989:01}
この一番右上の色です




確かにこの色は
とても印象に残っている何かの色でした


でもそれはなんだったのか
一切思い出さないで過ぎておりましたが


思い出したのです


私が初めて公式の舞台に立たせて頂いた
2006年のみなとみらいホールでの公演

“横浜オペラ未来プロジェクト”
『コジ・ファン・トゥッテ』での

フィオルディリージの衣装の色…


温かく輝くアイボリーの色…




その当時
演出家のミヒャエル・ハンペ氏は

衣装のイメージを色まで細かく持っておられ

フィオルディリージのイメージカラー
だったようなのです!

後で衣装の増田恵美さんが話して下さったのですが
生地から何度か染め直して
やっとOKがでた本物のタフタ


実はその当時は
もっともっと体格が良かったので
御誂えになり

今も私の手元でサイズは少し縮めて
使ったりしています

{BC421EA3-746E-427F-A580-B2E089B92249:01}



これは2013年のAHP公演 『エルナーニ』での一場面です

小さくてわかりにくいですね…(^^ゞ



ということで
遠い日の思い出の
久遠色


なんだか嬉しくなりました♪






ciz.