皆さん、こんばんは。

 

8月も終わり9月に入りました。私の住んでいる富山もは涼しくなってきてそろそろ秋の訪れを感じるようになりましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。

 

では、今回は現在制作中の大きい握り手を紹介したいと思います。

先日紹介した握り手よりも大きい握り手を彫らせていただいています。

彫る手順は、先日紹介した握り手と同じです。

 

こちらは爪も入れて完成に近い状態です。

 

 

 

 

 

こちらは左が先日紹介した握り手で、右が今回の握り手になります。

 

大きいのになると小さいのに比べてごまかしがきかない所もありますので、仕上げをしている時に荒い所が目立ったりすることがありました。先生からは、仕上げをする時は光をいろんな角度から当てて削り残しがないかよく確認するようにとご指導をいただきました。

 

先生に言われたことを忘れずにこれからも精進していきたいと思います。

 

 

では、ここで仏像についてご紹介したいと思います。

 

仏像のモデルは実在の人物でもあるお釈迦様(ブッダ)がモデルと言われています。

仏像には、如来、菩薩、明王、天と4つのグループがあります。

 

如来について

如来は修行の末に悟りを開いた者のことをいいます。出家後のお釈迦様がモデルと言われています。

釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来などいろんな如来がいます。

 

菩薩について

菩薩は将来、如来になるために一生懸命修行をしている者のことをいいます。出家前の王子だった頃のお釈迦様がモデルと言われています。菩薩は冠や首飾りなど様々なアクセサリーを身につけています。

観音菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩などがあります。

 

明王について

明王は大日如来の化身とも言われていて、仏教の教えに従わない者を怒りを持って教えに導く役目を持っています。表情は如来や菩薩のように優しい表情ではなく怒りの表情をしています。しかし、外観は恐ろしくても内心は衆生を救う慈悲の心にあふれています。

不動明王、愛染明王、孔雀明王などがあります。

 

天について

天は仏教とは違う宗教の神様たちが仏教に取り入れられ、仏様を守る者のことをいいます。仏様のSPみたいなものです。

天の神様の中にはもともとは仏教に従わなかったり、人間を食らう鬼だったりという神様もいましたが、お釈迦様に諭されて、仏教に帰依して人々を守るようになった神様もいます。

四天王、毘沙門天、帝釈天、吉祥天、鬼子母神などがあります。

 

ここでちょっと豆知識。

仏像の眉間に小さな突起のようなものがありますよね、これは白毫(びゃくごう)といって、実は長い毛をカールしたものだというのを皆さんご存知ですか?

白毫はつねに光を放っていたそうです。仏像では光を放つのを表現するため水晶を入れています。

 

 

では、長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

 

最近は昼と夜の気温差がはげしくなってきましたので、体調にはくれぐれもお気を付け下さい

 

では、本日はこのへんで失礼致します。