皆さんこんばんは。
私の住んでいる富山もようやく梅雨明けして夏本番を迎えて、毎日暑い日々が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
では、今回は握り手のご紹介をしたいと思います。
先日は仏足のほうをやっていましたが、次は手のほうに入りました。
最初に正面の図面を木に写していき、正面の輪郭を削っていきます。
次に親指の形を書いていきます。
親指を書いたら、親指と後の4本の指を分けていきます。
指を彫っていきます。
指の形を彫っていったら最後に仕上げに入ります。
仕上げが終わると爪を入れていきます。
こちらが完成した握り手になります。
先生から最初は外側から決めていき、内側は最初に決めないことと、指の間の刻みをはっきりさせるようにとご指導をいただきました。
自分でやっていて、これで大丈夫だと思ってやっていても後でだめだったりすることがありましたので、今回は自分の自己満足でやったことが今回の反省点です。
私は自己満足で終わらす癖がありますので、次からは自己満足で終わらすことがないように気をつけたいと思います。
では、ここでちょっと豆知識。
仏像の手には水かきがあるというのを皆さんご存知ですか?
お釈迦様や阿弥陀様の手の指と指の間を注目すると水かきのような薄い膜がついています。これは縵網(まんもう)といって、これは人々を一人残らずにもらすことなく救う仏様の慈悲の心のあらわれといわれています。
お寺で仏像を見る機会がありましたら、手の指の間にも注目してみてください。
では、長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
毎日暑い日が続いていますので皆さん夏バテや熱中症にはお気をつけください。
では、本日はこのへんで失礼致します。