皆さんこんばんは。

 

6月も残すところあとわずかで、もうすぐ7月に入ります。

夏の訪れを感じるようになりましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。

 

では、今回は夜なべで彫らせていただいています仏足のご紹介をしたいと思います。

仏足は仏像の足の部分になります。

 

木材は檜を使わせていただいています。

檜は香りも良く、やわらかくて削りやすい木材です。仏像彫刻には適した木材になります。

 

最初に木に図面を写していき、図面を写したら平刀で直角に削っていきます。

正面の形を削ったら次に横の輪郭も削っていきます。

次に面を立体的になるように削っていきます。

 

 

 

 

足の付け根からつま先に向かって平らに削っていくので、途中から角度が変わるので、それをまっすぐに立体的に削っていくのが難しかったです。

 

仏足は足の甲がふっくらしているので、赤ちゃんの足に近い形になります。

 

ちなみにこの仏足をやる前は板に模様を彫る地紋彫りをさせていただいてました。

 

 

こちらは仏像の台座の部分に彫られている模様になります。最初は刃物の使い方から慣れていくという感じになります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

続きはまた次回、紹介したいと思います。

 

では、ここで私が現在、住んでいる富山県の井波について紹介したいと思います。

 

井波は日本一の木彫りの里といわれていまして、瑞泉寺というお寺の前の八日町通りは彫刻の工房が軒を連ねあちこちから職人さんたちの振るう木槌の音が聞こえてきます。

 

井波で有名なのが井波彫刻で、その歴史は古く火災で焼失した瑞泉寺の再建のため、京都から派遣された職人さんから地元の大工がその技を習得したことに始まります。欄間や衝立、獅子頭、天神様などたくさんの彫刻があります。

 

富山に来る機会がありましたら、井波のほうにも寄ってみてください。

 

では、長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

 

本日はこのへんで失礼致します。