京都みなみ会館での「マジンガー」二本立て。
今回は、「マジンガーZ対暗黒大将軍」について。


「マジンガーZ対暗黒大将軍」
1974年7月、東映まんがまつりの1本として公開。
原作:永井豪とダイナミックプロ
演出:西沢信孝

「マジンガーZ」の新作劇場版第2作。
テレビシリーズ終盤の頃で、後番組「グレートマジンガー」の主人公たちが先行登場する(但し、鉄也、兜剣造博士、暗黒大将軍は後のテレビシリーズとは声優が異なる。また、ミケーネ帝国の組織構成も異なる。)。
OP主題歌は「空飛ぶマジンガーZ」で、スタッフ&キャストクレジットのバックには、投稿されたイラストが紹介される。
挿入歌として、「おれはグレートマジンガー」の水木一郎ソロver.が使用される。


夏の嵐の夜、ボスたちは謎のロボットのシルエット(グレートマジンガー)を目撃し、その後に現れた謎の予言者から、ミケーネ帝国が世界各国を襲撃すると聞かされる。
ニューヨーク、パリ、ロンドン、モスクワがミケーネ帝国の戦闘獣軍団に襲撃される。そして、次なる目標として東京へ。
兜甲児はマジンガーZで迎え撃つも、戦闘獣は機械獣の性能を上回り、苦戦する。光子力研究所も襲撃され、ダイアナンAは破壊される。弓教授たちは地下へ避難するが、シローが負傷する。
マジンガーZは修理に、甲児は疲れているところにシローへの輸血を行う。
ゴーゴン大公の報告を受けた暗黒大将軍は、獣魔将軍をリーダーとし、生き残ったダンテを加えた戦闘獣軍団を出撃させる。
甲児は輸血で衰弱しつつも、修理を完全に終えていないZで出撃する。戦闘獣の攻撃でダメージが酷くなるZ。予言者の予言通りに弾丸となって空を飛んだボスボロットが救援に向かい、ダンテを倒すも、他の戦闘獣たちにあっさり返される。
絶体絶命のZの前に、予言者=兜剣造博士が造ったグレートマジンガーが現れる。


前作より作画が質が上がり、更に迫力が増した感じでした。
マジンガーZがダメージ状態で戦う姿は、とても痛々しいながらも勇敢で、大手メーカーからダメージver.のフィギュアが発売されるほど印象的でした。
ラストのZとグレートが向かい合うシーンは、劇場版ならではの迫力で、とても感動しました。

昭和のロボットアニメの傑作に出逢えて良かったです!